専門コラム 第74話 1点投入で気軽!春を呼び込むインテリア
本格的な春にはまだ早いけれど、暖かい季節が恋しくなる時期。
きれいな色のファッションアイテムを見かけることも多くなった今、そろそろお部屋にも春を取り入れてみませんか。
今回は1点投入で気軽に春を感じられる、小さなアイデアをご紹介いたします。
1点投入で気軽!春を呼び込むインテリア
1. 明るい色やボタニカル柄を取り入れてみよう
生命力溢れる植物柄(ボタニカル柄)は、春にぴったりのモチーフです。
ウォールアートやクッション、テーブルクロスなどに1点取り入れるだけで、お部屋をイキイキとした雰囲気に変えてくれます。
特にクッションカバーなら、今の寒さにはまだ必要なウールやファー素材などにも合わせやすく、冬から春への移行も違和感なくできるでしょう。
そして意識したいのが色の選び方。春は特に菜の花のようなイエローや、新緑の木漏れ日のような鮮やかなグリーン、淡いサクラ色など、自然からインスパイヤされたクリアな色がぴったりです。
ほど良い季節感がプラスでき、コーディネートもリフレッシュして見えます。
2. 軽やかさのある小物や雑貨にシフトする
お部屋の雑貨や小物を、軽やかな質感のものにシフトしてみましょう。
たとえばフラワーベース、リードディフューザーのボトル、キャンドルホルダーなどをカラーガラスに変えてみる。
また透け感のある籐やバンブーのランプシェード、収納カゴも軽やかな雰囲気になります。
また、春はあらゆる生き物たちが活動を始める季節。
オブジェを更新するなら、小鳥やウサギ、羽、卵、鳥かごなど、イースターを連想させる動物モチーフはいかがですか。
素材はシンプルな木製やアイアン、真鍮、陶器などが子供っぽくならずおしゃれな雰囲気に。
北欧インテリアやシンプルインテリアを、温かみのある雰囲気にしたい方にもおすすめです。
3. 自然をお部屋に取り込む
植物やお花を取り入れるのは、部屋を明るくするだけでなく、見る人を元気にしてくれますね。
特に春はたくさんの種類の花がありますが、そんな中でもおすすめなのが鮮やかな黄色の「ミモザ」です。
ミモザは小さな丸い花が特徴の春を代表する枝花。
花の水分量が少ないためドライフラワーに最適で、スワッグやリースなどウォールデコレーションとしても長く楽しめます。
目の覚めるようなビビットなイエローが、お部屋をパッと春らしくしてくれること請け合いです。
いかがでしたか?
ちなみに3月8日は、国連が定めた「国際女性デー」。
本来は女性の権利を守るために作られた日ですが、イタリアでは男性が大切な女性に、感謝を込めてこの花を贈る日なのだそう。
大切な人にはもちろん自分へのご褒美に。
また春を呼び込むお花として、ぜひお部屋に取りいれてみてはいかがでしょうか。
もともと技術的なことが大好き。
前職は医薬品の工程設計や設備設計に携わり、実際にモノづくりの現場を経験しています。また、技術資料も日常的に制作していました。
そこで培った解析力をもとにお客さまの会社や製品の技術的な良さ、魅力をわかりやすく整理し、デザインを通して発信いたします。