専門コラム第32話賢く空間作り！インテリアの予算配分のコツ

家族やゲストが集まるリビングは、最もインテリアに気を遣いたい空間のひとつ。

誰もが憧れる素敵なものを置きたいけれど、全てに大きな予算はかけられないのが現実ですよね。

そこで今回は、リビングのインテリアに投資すべきアイテム、節約しても後悔しないアイテムをご紹介。

予算にも上手にメリハリをつけて、賢い空間作りを目指しませんか？

賢く空間作り！インテリアの予算配分のコツ

シンプルに「簡単に変えることができないもの」こそ投資するべきアイテムでしょう。

人によって予算はそれぞれですが、自分の予算内で「ずっと一緒に暮らしたい」と思えるものを選ぶことで、納得のできる空間作りができるはずです。

１．ソファ

リビングの主役でもあるソファは、テレビを見たり横になったりと長い時間を過ごす場所。予算内でも最もお金をかけるべきアイテムです。

ライフスタイルに合わせた快適性や機能性、サイズ感、デザインを妥協せず選ぶことで、これからの寛ぎ時間の質が変わってきます。

２．照明

リビングのメイン照明も一度取りつけると簡単に替えるものでもないため、ある程度お金をかけたい部分です。

美しい照明は空間に光の層を作り、お部屋をドラマチックな雰囲気にしてくれます。

いつの時代も愛される普遍的なデザインやトレンドに左右されないデザイン、またインテリアテイストに合ったものを選ぶことで、ワンランク上の空間を作ることができるでしょう。

３．アート

お部屋に入ってすぐに目につく場所（フォーカルポイント）には、少し予算をかけてお気に入りのアイテムを飾ってみましょう。

デザイン性のある家具や非日常感のあるアートポスターなどは、メリハリのあるおしゃれな空間を作ってくれます。

またフォーカルポイントが視線を集めるため、他の予算を抑えたパーツに目がいかなくなるという効果も期待できます。

お部屋のテキスタイルの中でも、クッションカバーは比較的罪悪感なく取り換えられるインテリアアイテム。

お部屋の雰囲気を左右するので、色選びに気を配る必要はありますが、素材に高品質を求める必要はありません。

高見えさせるコツは、複数のクッションを置く場合異なる質感の生地を組み合わせるなど、少しの変化を付けること。

奥行きが出てスタイリッシュな雰囲気に見せることができますよ。

フォーカルポイントや主役級の家具以外の目立たない部分は、つまりは人の目にとまりにくい場所。

こういった部分こそ節約を意識してモノ選びをしてみましょう。

もちろんテイストに合ったデザインを選ぶことが前提ですが、デコレーションとしての花びんやキャンドル、カゴ、ソファ脇のサイドテーブル、そして実は観葉植物もリーズナブルな価格のモノで充分です。

特に観葉植物は通販もおすすめ。

部屋に合ったサイズをじっくり選ぶことができ、直送が多いため意外に安くて状態が良いことも多いのです。

面倒な配送をしてくれるのも大きなメリットと言えるでしょう。

いかがでしたか？

納得のできる空間作りには、メリハリのある予算配分も大切です。

自分の優先すべき箇所をしっかりと知っておくことで、迷いや不安も払拭できるかもしれません。

お部屋作りや模様替えを計画される方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

もともと技術的なことが大好き。

前職は医薬品の工程設計や設備設計に携わり、実際にモノづくりの現場を経験しています。また、技術資料も日常的に制作していました。

そこで培った解析力をもとにお客さまの会社や製品の技術的な良さ、魅力をわかりやすく整理し、デザインを通して発信いたします。