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専門コラム 第88話 欧米のライフスタイルに学ぶ!インテリアセンスを高めるヒント

   

欧米のインテリアを目にすると「片付いていておしゃれ」「個性的だ」と感じることはありませんか?

 

もちろん建物の造りや規模の違いもありますが、そこには彼らの習慣・文化、ライフスタイルや考え方など、日本と少し異なることが考えられます。

 

改めて「欧米の家がなぜおしゃれに見えるのか」について考え、部屋づくりのヒントに活かしてみませんか。

  

欧米のライフスタイルに学ぶ!インテリアセンスを高めるヒント

パーティー文化でセンスが磨かれている

 

 

欧米の人たちは、とにかく家に友人や家族、隣人を招いて食事やお酒を楽しむことが大好きです。

 

ホームパーティーはもちろん、夏は庭でバーベキューにガーデンパーティー、またクリスマス休暇に入るとご近所同士でお酒を楽しむ、なんてことも珍しくありません。

 

人を家に招くことが多いので、必然と家の中をキレイに整えることが習慣になります。

 

またゲスト側にとっても、じっくり家の中を眺めることはけして失礼なことではなく、素敵なところを褒めるのがむしろマナー。

 

いろんなお宅を訪れることでお互いの刺激となり、自然とセンスが磨かれていくのも大きな要因と言えるでしょう。

 

壁を彩る便利さや効率性を優先しない

 

  

欧米の人々は良くも悪くも「美しさ」を優先する傾向にあります。

 

特にゲストを招くリビングには「便利だから」「効率がいいから」を重要視する人は少ないように思います。

 

たとえば生活感の出るゴミ箱やティッシュボックスは、けして見える場所には置きません。

 

では、ゴミを捨てたい場合はどうするのか?わざわざ部屋を出て、ゴミ箱のある場所に足を運ぶのが通常だからです。

 

何でもすぐ手に取れる場所にあるのは便利だけど、それはモノを増やし美しさを損なう原因になることもあります。

 

とは言え、そもそも日本のように気の利く「便利グッズ」が少ないため、それをストレスに感じる方も少ないのかもしれませんね。

 

火を使DIYや装飾で自分らしい部屋づくり

 

 

欧米の人々はとにかくDIYと自宅の装飾が大好き。

 

家の大小に関わらず、少々のことは自分で作ったり、また家にあるものを代用してリメイクできるかを考えますし、壁や家具の色を自分で塗り変えることの手間を惜しみません。

 

装飾は壁やコーナーに家族の写真やアート、小物を飾るのはもちろん、クリスマスシーズンの装飾には並々ならぬ情熱を傾けます。

 

反面、最近では「Less is more(少ない方が豊かであること)」や禅の精神への憧れ、世界的人気のインテリアスタイル「ジャパンディ」の影響もあり、ミニマムなインテリアを好む方も増えています。

 

また欧米の家がおしゃれに映るのは、住む人の好みがはっきりしているのにも理由があるでしょう。

 

そして大胆に挑戦することを厭わない住まいへの情熱こそが、個性あるインテリアを作っているのではないでしょうか。

  


 

いかがでしたか?

 

日本のそれとはちょっぴり異なる欧米のライフスタイルや考え方。

 

住まいへのこだわりや関心においては、私たちも見習うべき点がたくさんあります。

 

自分らしい住まいづくりを目指す方は、ぜひ何かのヒントにしてみてはいかがでしょうか。

 

 

記事提供:オフィスアシスト Michi  担当 中川 美智子

  

もともと技術的なことが大好き。

前職は医薬品の工程設計や設備設計に携わり、実際にモノづくりの現場を経験しています。また、技術資料も日常的に制作していました。

そこで培った解析力をもとにお客さまの会社や製品の技術的な良さ、魅力をわかりやすく整理し、デザインを通して発信いたします。