専門コラム 第6話 スツール活用のすすめ
スツール活用のすすめ
「住まいの広さをうまく活かせていない」なんて贅沢な悩み、持っていませんか?
確かに新しい暮らしで広々と暮らせるのは喜ばしい反面、空間にスぺースが空き過ぎるのも、なんとなく寂しい印象を与えてしまいますね。
そこで今回ご紹介するのは、背もたれのない「スツール」のアレンジ術。
スツールは場所を取り過ぎることなく、ちょっとしたスペースに置くだけで暮らしを便利に、空間をおしゃれに見せてくれる万能選手です。
ひとつ取り入れて、暮らしの質をワンランクアップしてみませんか?
1.ビングや各部屋では使い道いろいろで手軽にドライフラワー
背もたれのないスツールは、リビングやお部屋でも活用法はいろいろ。
小物や植物を置く場合は、目線の高さが上がるので空間のバランスもアップします。
使い方には、代表的なものをあげただけでもこれだけの活用法があります。
- ソファの傍らに置いてサイドテーブル代わりに
- 観葉植物や花などを置く花台代わりに
- キャンドルやアートを置いて「見せる」コーナーに
- ベッドサイドテーブル代わりに(子供部屋では友達が来た時の予備椅子にも)
2.玄関では収納力としても一役
玄関先に設置するのは、腰かけやすい少し低めのスツールがおすすめです。
ブーツなどの脱ぎ履き時に便利ですし、腰痛持ちの方や高齢の家族にも優しい気遣いになります。
リビング同様、観葉植物や小物を飾っても素敵ですが、バッグなどの一時的な荷物置き場として使うのにも便利。
脚に「貫」のないスツールなら、下にバスケットなどを入れられるため、子供のおでかけグッズや外出などに使う小物も、さりげなく収納することができます。
3.洗面所では身体に優しい実用性が
洗面所では、お風呂上がりののぼせた身体を休ませる場所としてスツールをおすすめ。
特にお年寄りや貧血気味の女性には、洗面所にひとつ用意しておくと安心です。
さらにゆっくりメイクをしたいときに、換気扇をお掃除するときにも足台になり何かと便利に使えます。
座面や脚がコンパクトなデザインや折りたたみタイプなら、じゃまになり過ぎず置くことができますね。
4.おすすめの素材やデザインは?
長く飽きずに使えるのは、やはり装飾のないシンプルなデザイン。
ナチュラル系や北欧系のインテリアなら丸脚など細めの脚を持つ天然木がなじみやすいですし、インダストリアル系など男性的なインテリアがお好きな方には、あえて錆や溶接跡を残したスチールなどの金属素材もおしゃれです。
どちらも経年経過の傷や凹み、色の変化はかえって味のある雰囲気となり長く愛用していただけますよ。
場所を選ばず、家中のいたるところで活用できるスツールは、その他にもアイデア次第でさまざまなシーンに活用可能。
ひょいっと持ち上げて移動させやすいのも、使いやすさの理由でもありますね。
新しいものを購入せずとも、リサイクルショップや古家具屋さんでも意外に見つけやすく、DIYで好みの色にペイントするのもコーディネートが楽しくなります。
ぜひ新しい住まいの名脇役として取り入れてみてはいかがでしょうか。
もともと技術的なことが大好き。
前職は医薬品の工程設計や設備設計に携わり、実際にモノづくりの現場を経験しています。また、技術資料も日常的に制作していました。
そこで培った解析力をもとにお客さまの会社や製品の技術的な良さ、魅力をわかりやすく整理し、デザインを通して発信いたします。