専門コラム 第5話 ハンギング法ドライフラワーでおしゃれな空間を
ハンギング法ドライフラワーでおしゃれな空間を
日々の生活空間に、花を取り入れたいと思ったことはありませんか?
生花は、水替えなど手間がかかります。
しかし、ドライフラワーは、飾るだけで手間をかけずナチュラルで、おしゃれなインテリアイテムになりおすすめです。
手軽にドライフラワーを作れる、ハンギング法の手順と適した花をご紹介します。
1.3stepで手軽にドライフラワー
ハンギング法とは、ネーミングのとおり吊るして植物の水分を抜いていく方法です。
準備するもの:はさみ・輪ゴム・麻ひもまたはリボン
Step1 茎を束ねる
葉は、水分が多いため余分なものは、取り除いておきましょう。
花は、1本ずつ吊るす方法がおすすめです。
束ねるときは、花同士が重ならないように、数本茎を輪ゴムでしっかり束ねた後、お好みの麻ひもやリボンで結び、吊るせるようにしましょう。
Step1 逆さまに吊るす
吊るす場所は、直射日光の当たらない風通しのよいところが向きます。
Step3 乾燥するまで待つ
乾燥させる期間は、花材や季節にもよりますが、1~2週間ほどです。
2.ドライフラワーに適した花は?
ドライフラワーに適した花は、水分が少ない植物です。
短時間で水分が抜けて、色や形がきれいに仕上がります。
適した花を順番にご紹介します。
バラ
乾燥させると色が濃く変わり、小ぶりになります。
白色は薄い茶系に、赤色は黒っぽく変わり、落ち着いた風合いが楽しめます。
カーネーション
花のタイプは、ボリュームのある方がきれいに仕上がるのでおすすめです。
花色は、バラ同様に変わりレトロな印象になります。
かすみ草
花の水分が少なく、初心者も扱いやすい花です。
千日紅
水分が少ないため、きれいな花色が残ります。
名前のとおりに長い期間、花を咲かせてくれます。
スターチス
鮮やかな花色が残り、海外では「永遠の花」と呼ばれることもあります。
華やかでカラフルな品種があり人気の花です。
3.ドライフラワーアレンジでお気に入りディスプレイを
ドライフラワーは、そのまま花瓶に飾ってもおしゃれですが、アレンジを加えることでワンランクアップの演出ができます。
花束のようにお気に入りのリボンでまとめる、スワッグ。ボトルに専用オイルを注いで作る、ハーバリウム。
季節を感じさせてくれる、リース。
ドライフラワーは、アイディア次第で魅力的なインテリアになります。
贈り物の花は思い出とともに、庭植で収穫して作るドライフラワーは、育てる楽しみと作る楽しみの両方を味わえます。
気軽にお花のある暮らしを楽しんでください。
もともと技術的なことが大好き。
前職は医薬品の工程設計や設備設計に携わり、実際にモノづくりの現場を経験しています。また、技術資料も日常的に制作していました。
そこで培った解析力をもとにお客さまの会社や製品の技術的な良さ、魅力をわかりやすく整理し、デザインを通して発信いたします。