専門コラム 第75話 手軽で快適!フェイクグリーンの取り入れ方
水やりや手入れが不要なフェイクグリーンは、手軽にお部屋を魅力的にみせるのに最適なアイテム。
特にペットや小さなお子さまのいる家庭では、誤飲や衛生面においても頼もしい存在ですね。
だけどなんとなく「安っぽく見えるのでは」と躊躇している方もいるかもしれません。
そこで今回は、チープに見えないフェイクグリーンの取り入れ方をご紹介いたします。
上手く取り入れて、手軽に癒しのインテリアを作りませんか。
手軽で快適!フェイクグリーンの取り入れ方
チープに見えないフェイクグリーンの選び方
フェイクグリーンを安っぽく見せないためには、選ぶ際にちょっとしたコツがあります。
自然界の「不完全さ」を理解して選ぶ
自然の植物は本来、葉の大きさや色にバラつきがあったり、葉先が部分的に乾いていたりと「不完全」なものです。
リアルにこだわるなら、たとえば完全に左右対称な枝ぶりや葉、均一な配色、プラスチック特有のツヤがあるものなど、人工的な形や質感・色は避けましょう。
置き場所に合わせて選ぶ
リビングなど目立つ場所に大きなものを置くなら、できるだけフェイクグリーン専門店やアーティフィシャルフラワーの専門店で質の良いものを購入しましょう。
本物の観葉植物と比べて高価なものもありますが、自然で美しい色合いや質感は本物と遜色ないものも多くあります。
持ちやお世話にかかる時間を考えれば、長い目で見ても損はしないでしょう。
反対に棚など隙間を埋めるためなら、大量生産の家具店や100均ショップの小さなグリーンでも素敵なものは色々とあります。
置き場所によって上手に使い分けしてみましょう。
ェイクグリーンを素敵に魅せる4つの方法
鉢カバー&マルチングでおしゃれに
水や土が必要ないフェイクグリーンは、買ってきたものをそのまま飾るという方も少なくないかもしれません。
しかしリアルにこだわるなら、インテリアに合わせた陶器やバスケット、メタルなどお気に入りの鉢カバーに替えてみましょう。
また根本はココファイバーやウッドチップ、化粧石などでマルチングすれば、人工的な印象も薄まり、見た目もおしゃれな印象に変わります。
目線から遠い場所に配置する
見る人にフェイク感を感じさせないためには、細部まで目が届きにくい場所に配置しましょう。
天井や壁から吊るすハンギンググリーンや本棚、壁付けシェルフの空間もおすすめです。
ただ、植物が生育しないような極端に暗い場所に置くのはかえって不自然。
遠目から見て植物がイキイキと見える場所を選ぶなど、部屋のバランスを見ながら配置を工夫してみてください。
本物のグリーンと一緒に飾る
本物の植物と一緒に並べることも、よりリアルに見せる方法です。
リアルとフェイクの境界線を曖昧にし、見た目も自然な印象になります。
インテリアアクセサリーと一緒に置く
フェイクグリーンの周りに彫刻や置き物、テーブルランプなどの装飾を一緒に置くのもおすすめです。
植物から注意をそらすことでフェイク感が目立ちにくくなるだけでなく、シンプルに美しいコーナーを作ることができますよ。
いかがでしたか?
ちょっとしたコツを押さえることで、寛ぎ感のある雰囲気を手軽に作れるフェイクグリーン。
ただ他のインテリアアクセサリーと同じく、定期的に埃を払うことは忘れずにしましょう。
より快適な住まいづくりに、ぜひ取り入れてみてくださいね。
もともと技術的なことが大好き。
前職は医薬品の工程設計や設備設計に携わり、実際にモノづくりの現場を経験しています。また、技術資料も日常的に制作していました。
そこで培った解析力をもとにお客さまの会社や製品の技術的な良さ、魅力をわかりやすく整理し、デザインを通して発信いたします。