専門コラム 第11話 心癒されるインテリアグリーン
おしゃれな空間に欠かかせないインテリアグリーン。
お部屋にあるだけでイキイキとした印象にしてくれるだけでなく、静かに心を癒してくれる存在でもありますよね。
そこで今回は、インテリアグリーンでお部屋をおしゃれに演出できるプチアイデアをご紹介。
新しいお部屋づくりのヒントにしてみてくださいね。
心癒されるインテリアグリーン
置き場所に合わせたグリーン選び
リビングなど広い場所に置く観葉植物の場合、大きめサイズで価格も安くはないため、できるなら失敗は避けたいもの。
購入の際には、環境(日当たり・風通し)に適した植物かどうかや、置き場所にあったサイズ感かどうかを基本に、空間にあった形のものを選びましょう。
たとえば、ソファ脇のコーナーに置く場合、視界や動線を妨げない縦に伸びる形のもの、壁が広く空くスペースには、反対に横に枝が延びるグリーンも開放感を強調してくれます。
また大きな葉のものは力強くインパクトのある印象に、小さな葉のついた樹木状のものは、夜の間接照明では美しい影を落とし、ドラマチックな雰囲気を演出してくれます。
反対に限られたスペースでは、壁面や天井を活用した吊り下げタイプのグリーンもおすすめ。
目線が上に上がるため立体感のある空間作りに役立ちます。
最近ではトロピカルムード溢れるコウモリランや、水・土の不要なエアープランツなど、手軽にカフェ気分が演出できるグリーンが通販でも購入可能。
スペースを取らずにトレンド感のある空間を演出することができますよ。
テイストに合った鉢カバーで統一感のあるインテリアに
植物の美しさを引き立たせる鉢カバーは、インテリアテイストに合った素材やデザインを選んで統一感を。
たとえばナチュラルテイストには、素焼きのテラコッタや籐カゴなどの自然素材や温もりを感じさせる質感のもの。
都会的なモダンテイストには、直線的な形状や光沢感のある鉢カバーなどがバランスが取りやすいでしょう。
また、和テイストなお部屋には、柄の入った和食器を鉢や受け皿代わりに使うのもおしゃれですよ。
フェイクグリーンやボタニカルアートの活用もあり
本棚やキッチンなど土や水を傍に置くのをためらう場所には、フェイクグリーンという手もありますよ。
日の当たらないスペースや無機質な空間も、爽やかで清涼感溢れる印象に変化します。
選ぶ際にはチープに見せないよう
①光沢のあるものよりマットな質感のもの
②色彩トーンが低いもの
③葉の小さなもの
などがよりリアルに見えておすすめです。
また植物が描かれたボタニカルアートなども、お部屋を爽やかに演出する癒しアイテム。
トレンド感もあり壁面に明るい印象をプラスできるため、限られた空間や水回りなどにもぴったりです。
いかがでしたか?植物の持つ生命力や造形美は、インテリアをブラッシュアップするだけでなく、暮らしに潤いと喜びを与えてくれます。
ぜひバランス良く取り入れて、より心地よいおうち時間を実現してみてはいかがでしょうか。
もともと技術的なことが大好き。
前職は医薬品の工程設計や設備設計に携わり、実際にモノづくりの現場を経験しています。また、技術資料も日常的に制作していました。
そこで培った解析力をもとにお客さまの会社や製品の技術的な良さ、魅力をわかりやすく整理し、デザインを通して発信いたします。