専門コラム 第52話 北欧好きにおススメ!手軽に試すジャパンディ
インテリア業界も注目する新しいインテリアスタイル「ジャパンディ」。
インテリア好きの方なら、気になっていた方も多いのではないでしょうか。
しかし、なんとなくイメージはつかんでいるものの、「具体的にどう取り入れていいのかわからない…」というは、意外に多いかもしれません。
そこで今回は、手軽に試せるジャパンディの取り入れ方をご紹介いたします。
北欧スタイルやミニマムな雰囲気がお好きな方は、ぜひお部屋作りのヒントにしてみてくださいね。
北欧好きにおススメ!手軽に試すジャパンディ
1. 「北欧7:和3」で全体バランスをつくる
北欧テイストを7割、和テイストを3割ほどで全体のバランスを取ってみましょう。
ジャパンディのベースはあくまで北欧テイスト。
「和」の要素が増えると、和モダンに傾いてしまいます。
たとえば今のお部屋が北欧インテリアの場合。
シンプルな家具やソフトカラーはそのままに、できるだけ余白の多い空間を作ってみます。
その中に3割「和」を入れることで、すっきりと心落ち着く空間にシフトすることができるでしょう。
2. 「和」は照明・窓廻り・雑貨で取り入れる
では、3割の「和」は、どこで取り入れるのでしょう。
それは、照明・窓廻り・雑貨に取り入れるのが、シンプルに印象を変えやすくおすすめです。
模様替えにも、元に戻すにも比較的容易にできるパーツなので、気軽にトライしやすいのもメリットでしょう。
選ぶときは、①天然素材そのものの色や、抑えた色であること、②シンプルなデザインやラインであることなどがポイント。
たとえば、照明なら和紙や竹などの自然素材を使った柔らかな光源の灯りを。
窓廻りは、カーテンよりも木製や麻などのブラインドやロールカーテンが、日本の美意識である「直線の美」を表してくれます。
仕上げの雑貨は、シンプルな伝統工芸品や地域の素材を使った手作りのプロダクトなどもおすすめ。
手作りのあたたかみが、癒しを感じさせてくれますよ。
3. 観葉植物は色抑えめ・華奢なラインのものがおすすめ
お部屋をイキイキと見せる観葉植物やお花は、どのインテリアにも欠かせない要素。
ジャパンディの場合、ミニマムな印象をじゃましない「色味を抑えた」グリーンを選んでみましょう。
大きな葉や太い幹のものよりも、どちらかというとスッとした線の細い印象のものがおすすめです。
特に長い枝物や小さな盆栽、苔玉などは、北欧や和テイストにも驚くほどなじんでくれますよ。
いかがでしたか?
ジャパンディはもともと北欧テイストが好きな方には、取り入れやすいインテリアです。
模様替えや新しいインテリアに挑戦したい方は、ぜひ気軽に試してみてはいかがでしょうか。
ただ、インテリアは自分が好きなもの、心地よいものを身近に置くことが一番。
とらわれ過ぎず、自由な発想で自分だけのインテリアを楽しんでみてくださいね。
もともと技術的なことが大好き。
前職は医薬品の工程設計や設備設計に携わり、実際にモノづくりの現場を経験しています。また、技術資料も日常的に制作していました。
そこで培った解析力をもとにお客さまの会社や製品の技術的な良さ、魅力をわかりやすく整理し、デザインを通して発信いたします。