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専門コラム 第28話 ポジティブになれる空間作りのコツ

   

一昨年から続くコロナに、なかなか開放的になれない空気感。

 

そんな環境からの影響でしょうか、このところお家の中が明るくなる色や要素を取り入れたインテリアが注目されています。

 

それはつまり言い換えると気持ちがポジティブになったり、不安な気持ちを和らげる空間作りのこと。

 

外の環境や冬の寒さでつい気持ちが沈みがちな方も、今の元気をキープしたいと願う方も、ハッピーになれる空間作りを改めて考えてみませんか。

 

  

ポジティブになれる空間作りのコツ

1. 照明を考え直して生活リズムを整える

 

光が人間に与える影響は大きいものです。

 

特にお家時間が長くなりリモートワークが日常になった方は、できるだけ午前中に日照を浴び、季節性情動障害(SAD)いわゆる「冬うつ」のリスクを回避しましょう。

 

またデスク照明には「昼白色」を使ったり、間接照明を増やし、曇天の日には灯りをひとつ増やすなどの工夫をしてみるのもおすすめです。

 

反対に、夕方から夜はリビングの照明をオレンジっぽい温かみのある照明にすることで、心と体を自然にリラックスモードに切り替えることができます。

 

このように光を調節することで身体のリズムが整うと、自然と不安や鬱々とした気持ちに左右されず、心の安定にも繋がっていきます。

   

  

2. 色の効果は絶大!「明るい色」を取り入れる

  

コロナ禍以降、インテリアのアクセントカラーとしてイエローやライトグリーン、オレンジやテラコッタなどの明るさや温かみのある色に人気が集まっています。

 

特に黄色は元気や希望、赤やオレンジは活力や明るさ、喜びを感じさせてくれる色です。

 

冬は温かみのある色も取り入れやすいので、気軽に色のパワーを借りるのも良いですね。

 

お気に入りの色をクッションカバーやブランケット、ウォールアートや小物などに使えば、きっとポジティブでハッピーな気持ちを取り戻すことができるでしょう。

 

 

3. 触感・視覚で「心地良い」と感じる小物を選ぶ

 

赤ちゃんがお母さんの肌や匂いを求めるように、自分にとって「心地よい」と思える肌触りや匂いは心を落ち着かせる大切な要素です。

 

たとえば触るだけで直感的に「気持ち良い」と感じるブランケットやクッションを傍に置くのは心の安らぎにかなり効果的。

 

特に冬はふわふわのファーやニット、するりとした手触りのベルベット素材なども取り入れやすく、見た目にも温かさを感じさせてくれます。

 

また視覚の面では、眺めるだけで安心感が得られるアイテムを飾るのもおすすめです。

 

たとえば大切な人と訪れた旅先の風景や、大好きな家族や祖父母、ペットなど楽しい記憶を思い起こさせる写真や小物を飾ってみる。

 

どちらかというと、憧れのものよりも親しみがある身近な存在やモノ、風景などの方が心にスッと入ってきて気持ちを落ち着かせてくれますよ。

   

   


   

 

いかがでしたか?

 

心をポジティブに傾けてくれるインテリアは、意外にシンプルです。

 

「最近ちょっと元気がないな」と感じる方は、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。

  

    

  

記事提供:オフィスアシスト Michi  代表 中川 美智子

  

もともと技術的なことが大好き。

前職は医薬品の工程設計や設備設計に携わり、実際にモノづくりの現場を経験しています。また、技術資料も日常的に制作していました。

そこで培った解析力をもとにお客さまの会社や製品の技術的な良さ、魅力をわかりやすく整理し、デザインを通して発信いたします。