専門コラム 第1話 フローリングの大掃除で気分さっぱり!清々しいわが家にリフレッシュしよう!
年末の大掃除は少し大変そう・・・
でもピカピカのマイホームにすれば良い新年が迎えられそうですし、年末年始に友人や親類が訪れても気分よく出迎えられますよね。
そこで今回はお役立ち情報として大掃除の中でも手のかかる、フローリングの汚れ落としとワックスがけの基本的な手順をご紹介します。
すでにご存じのこともあると思いますが、手順を見ながら行うとサッと次のステップへ移れて意外と早く終わらせることができます。
プロのハウスクリーニング業者さんのテクニックも紹介していますので、ぜひ参考に読んでみてください。
フローリングの大掃除で気分さっぱり!清々しいわが家にリフレッシュしよう!
フローリング掃除をする日
お掃除をする日は天気が良くできるだけ風のない日を選びましょう。
風があるとせっかくきれいにしたフローリングに、ホコリなどが降り掛かってしまいます。
また年末の大掃除では季節的に寒いので、天気が良い日を選ぶと掃除中の手の冷たさも和らぎます。
汚れ落としの手順
はじめにフローリングの汚れ落としの手順から紹介します。
手順①
まずフローリングに掃除機をかけます。特に壁際や角のホコリをしっかり吸ってワックスにホコリが塗り込まれてしまうのを防ぎましょう。
手順②
バケツに入れた水に家庭用の台所洗剤を数滴垂らしてよく混ぜ、いらない布を絞りフローリングを拭きます。あるいは市販の床クリーナーなどを薄めて使っても良いでしょう。冬場は手が冷たくなりますので、水ではなくお湯でやるのもおすすめです。
これで普通の汚れはたいてい落ちますが、シミやマジックの跡など落ちない汚れは専門業者さんにお願いした方が間違いありません。
注意!使ってはいけないもの
この汚れ落としではネットなどのお掃除テクニックで紹介されている、重曹やセスキ炭酸ソーダ、酢などは使わないようにしましょう。
重曹は研磨力が強くセスキはアルカリ性が強いため、フローリングに使うと傷める可能性があります。
また酢は有機成分を含むため黒カビの原因になる恐れがあります。いずれもキッチンなど金属部分では使えますが、フローリングのような木の材料では避けてください。
手順③
洗剤を混ぜていない水だけで絞った布で仕上げ拭きをします。めんどうでも3回くらいはこの仕上げ拭きをしましょう。しっかり仕上げ拭きをしないとフローリングに洗剤が残り、ワックスを塗った後の泡立ちや曇りの原因になります。
疲れないためのポイント!
大掃除で疲れないためには適度に休みながら行うのがポイントです。
特に広いリビングでは一気にやろうとせず、1m四方ずつ洗剤拭き→水拭きをした方が休みやすくなります。
広い面を一気に洗剤拭きをすると初めのところの洗剤が乾いてしまい、後で水拭きしにくくなります。
お気に入りの音楽を流すなどして楽しくやりましょう!
手順④
水拭きが終わったらフローリングをしっかり乾かします。ワックスの下に湿気が残るとはがれやすくなるので、天候にもよりますが1〜2時間くらい乾かします。
プロのハウスクリーニング業者さんはこの乾かす時間をしっかり取ります。
ただし早く乾かしたいからと窓を開けると細かなホコリが入ることがあるので、風や周りの環境に注意しましょう。
フローリングを乾かしている間にいつもと違う部屋でお昼ご飯にすると、気分も変わって楽しい食事になりますよ。
テーブルのない部屋ならレジャーシートを敷いてピクニック気分で味わうのもいいですね。
以上で汚れ落としは終わりです。
家具の移動などもあると思うので、できれば朝早めに始めて午前中のうちに汚れ落としを終わらせ、午後からワックスがけの流れがおすすめです。
ワックスがけの手順
フローリングが乾いた後の、ワックスがけの手順を紹介します。
用意するもの
- 市販のワックス
- クイックルワイパー
- 先に付けるシート
- ワックスを垂らす受け皿
大きめのホームセンターなどではモップとワックスを垂らす受け皿、ワックス用のシートがセットになっているものが売っています。
ワックスの種類
ワックスはよく見かけるリンレイall(黄色いボトルに赤いキャップ)という水性ワックスでも十分です。
ただし耐久性は半年で金額の高いものはさらに長い耐久性になるので、ワックスがけのサイクルで選ぶと良いでしょう。
中にはツヤがよく出るワックスもありますが上を歩けばいずれツヤは落ちてしまうため、手頃な値段のもので回数を多くやった方がいいのではと思います。
シート
シートは厚手のワックス用もありますが、あまり売っていないので普通のお掃除用シートの2枚重ねで代用できます。
はじめからワックスを染み込ませてあるシートも売っていますが、ワックス量が少なくすぐに足りなくなるのであまりおすすめしません。
乾いている普通のお掃除用シートで、受け皿に垂らしたワックスを染み込ませて使った方が経済的です。
実際の手順
手順①
クイックルワイパーの先にシートを付け、専用の受け皿に垂らしたワックスを染み込ませます。ワックスを直接フローリングに垂らすと跡になることがあるので、必ず受け皿を使いましょう。
手順②
塗るときはフローリングの継ぎ目に沿ってクイックルワイパーを動かしながら塗ります。部屋の出口から一番遠いところから始めて、出口に向かって後退してくるように移動します。初めにどのように動くか考えておくと塗り残しを防げます。
ワックスをきれいに塗るコツや注意点
ワックスをきれいに塗るコツは次の3つです。
- シートにたっぷりワックスを染み込ませる
- 一部屋を一気にスピーディーに塗る
- 乾く前に重ね塗りはしない
特に3がいちばん大切で、ムラがあるとついその上からすぐに重ね塗りをしたくなりますが、乾く前に重ねて塗ると余計にムラができます。
乾いた後にもう一度塗ればきれいになるので、ムラができてもすぐに重ね塗りをしないようにしましょう。
また昼間でも照明を点けて塗ると、塗り残しを見つけやすくなります。
塗る回数について
塗る回数は初めてワックスがけをするときや、前回のワックスが落ちてツヤがほとんどないときは2度塗りがおすすめです。
1度目のワックスが乾いたら同じ手順で2度目を塗りましょう。
普通の水性ワックスなら30分〜1時間くらいで乾きますが、商品によって違うためボトル裏の説明書で確かめるようにしてください。
シートが直接床に触れたままにしない
ワックスが染み込んだクイックルワイパーのシートや、ウェットタイプのお掃除用シートを壁に立てかけて床に直接触れたままにしておくと、フローリングに跡が残ったり変色したりするので注意してください。
古いワックスは剥がした方が良いのか?
本当は古いワックスを専用のリムーバーなどを使い剥がしてから、新しいワックスを塗った方がきれいに仕上がります。
しかし古いワックスをしっかり剥がすのはかなりの重労働で、しかも完全に残らないように剥がすには技術も必要です。
ご年配の方や女性の方は何年かに一度プロのクリーニング業者さんに、古いワックス剥がしと新たなワックスがけをお願いした方がきれいに仕上がります。
プロの仕事のきれいさは格別のものがあり気分もリフレッシュできるので、自分でかけられる方もたまには頼んでみてはどうでしょうか。
いつもと違う行動や選択をすることで、自然と運気の流れも変わってきます。
興味のある方はお気軽にご相談ください。
塗りすぎに注意
ワックスを短い間隔で塗ったり毎回2度塗りをしたりすると、塗りすぎになって下の層が硬くなりワックスを剥がせなくなるため注意しましょう。
ワックスが剥がせないと将来プロのクリーニング業者さんにワックスがけをお願いしたり、ツヤが長持ちするフロアコーティングをしたりができなくなります。
初回以降は1度塗りにして、ワックスの説明書きにある耐久性期間の間隔で塗る方が後で困らずに済みます。
まとめ
フローリングの汚れ落としやワックスがけは、手順やコツを知れば決して難しいものではありません。
時間をたっぷり取って休みながらやれば、ちょっとした良い運動にもなります。
何より自分できれいにできたときは普段の掃除以上の気持ち良さがあり、しっかりやればやるほどスポーツやレジャーの後のような爽快感を味わえます。
ぜひ今回の内容を参考に、大切なマイホームをリフレッシュしてあげてください。