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専門コラム 第60話 トレンドの異素材ミックスで作る自分だけのインテリア

   

おしゃれなテクニックとして、ファッションではよく知られる異素材ミックス。

 

インテリアでもすっかりトレンドからスタンダードになり、おしゃれなカフェや個性派ホテルで見かける機会も増えましたね。

 

そんなテクニックを自宅に取り入れてみたいけど、「なんだかハードルが高そう…」と感じていませんか?

 

そこで今回は、異素材ミックスの魅力やコツ、おすすめの組み合わせをご紹介いたします。

  

トレンドの異素材ミックスで作る自分だけのインテリア

1. 異素材ミックスの魅力と取り入れるコツ

 

ファッション同様、自分好みのバランスで個性あるお部屋作りができる異素材ミックス。

 

素材のコントラストが空間に意外性やリズム感を与え、スタイルに縛られないインテリアを楽しめるのが魅力です。

 

一見難しそうに感じるものの、コツはいたってシンプル。

 

それはお部屋のベースとなる素材に対して、対照的な素材を選び、バランス良く配置することです。

 

異素材を取り入れるには、まず小物から始めてみるのがおすすめです。

 

たとえば雑貨や花器、ポット、ランプシェードやクッションなど。

 

チェアやテーブルの脚・取っ手の取り換えなど、家具のパーツに取り入れるのも効果的。

 

今回は代表的な例として、ナチュラルインテリアのベースとなるウッドと相性の良い素材をご紹介していきましょう。

   

2. おすすめ素材① ウッド×金属

 

 

木とスチールやステンレス、真鍮やアイアンなど金属の組み合わせは、温かみと力強さのコントラストが人気。

 

家具で取り入れるのもいいですが、上記画像のように、ウッドを多用したインテリアに「パーツ」で金属を取り入れるのも気軽でおすすめです。

 

ナチュラルな雰囲気はそのままに、さりげない重厚感を感じさせてくれます。

 

また黒や経年加工された金属は、古民家風や和モダンスタイルにも相性よく合わせられます。

 

古い和箪笥などにも見られるように、木と金属は昔からなじみの深い組み合わせ。

 

和の空間を趣のあるスタイリッシュな雰囲気に傾けてくれるでしょう。

 

3. おすすめ素材② ウッド×レザー

 

 

欧米で古くから取り入れられてきた木×レザーは、高級感や重厚感を与えるため、ヴィンテージなど落ち着きのある空間づくりにおすすめの組み合わせ。

 

どちらの素材も、味わい深く変化する様を楽しめるのも魅力です。

 

使う分量によって重厚感が変わるので、バランスを注視するのもポイントです。

 

軽やかな印象にしたい場合は、クッションやチェアなどで一点投入すのもいいでしょう。

 

またアンティークトランク、トレイやフォトフレームなどの小物に取り入れても、大人っぽい落ち着いた印象になります。

 

3. おすすめ素材③ ウッド×レンガ・コンクリート

 

 

ナチュラルな木と工業的要素の高いレンガやコンクリートの組み合わせは、インダストリアルスタイルやヴィンテージ感のあるブルックリンスタイルなどに相性抜群です。

 

中でもモルタルは、ランプシェードや鉢カバー、雑貨など幅広いプロダクトが販売されており、DIYでも楽しめる素材。

 

グレイッシュな色合いがスチールやアイアン素材と相性が良く、都会的なミニマルインテリアにもマッチします。

 

マットな質感なので、植物やガラスなど瑞々しさや透明感のある質感と合わせると、より洗練された印象を演出できますよ。

  


 

いかがでしたか?

 

素材のコントラストで、スタイリッシュな印象を作れる異素材ミックス。

 

取り入れ方は自由自在。

 

家具で一点投入するもよし、小さなパーツから始めるもよし。

 

自分らしく楽しめるのが人気の理由でもあります。

 

今のインテリアをちょっぴりアップデートしたい方、個性に欠ける空間にエッジが欲しいという方は、ぜひ挑戦してみてくださいね。

    

 

記事提供:オフィスアシスト Michi  担当 中川 美智子

  

もともと技術的なことが大好き。

前職は医薬品の工程設計や設備設計に携わり、実際にモノづくりの現場を経験しています。また、技術資料も日常的に制作していました。

そこで培った解析力をもとにお客さまの会社や製品の技術的な良さ、魅力をわかりやすく整理し、デザインを通して発信いたします。