専門コラム 第41話 シンプル簡単!五感から得る夏の涼
あつい…なんて言葉がつい口をついて出てしまう酷暑の夏。
エアコンは熱中症予防に欠かせませんが、せめておうちの中ではそれだけに頼らず、涼しさを感じる工夫をしていきたいですね。
とは言えインフレも厳しいご時世。
できれば慎ましく、でも豊かに暮らしたいもの。
そこで今回は、お金をかけず手軽に涼しさを感じられる、暮らしのアイデアをご紹介します。
シンプル簡単!五感から得る夏の涼
1. 目に入るもの、触れるもので涼しさを演出
ただでさえ暑くてイライラしがちな夏。
ゴチャゴチャと細かいものが目に付く空間は、ストレスも感じやすいものです。
意識して空間にゆったりと「余白」を作り、心とお部屋にゆとりをもたらしましょう。
スペースの大小に関係なく、使用回数の少ない小物たちはカゴやガラス容器などの入れ物にまとめる、テーブルの上のものは収納棚に戻すなど、スッキリした見た目を心がけて。
また、夏はこまめに取り換える必要のあるピローカバーやシーツ、ソファカバーなどを涼し気なブルーやグリーン系の色を揃えておくのも清涼感を感じさせてくれるでしょう。
素材はガーゼや麻、薄い織りのコットンなど、カラリとした手触りが肌に張り付かず暑い日も快適に。
目で楽しむと言えば、植物もまた涼しさを感じられるもののひとつ。
花瓶をガラス素材に変えたり、手軽にできる水耕栽培も、透明感が涼しさを感じさせてくれます。
小さなお子さんがいるなら、睡蓮鉢に浮草やメダカを入れ、ビオトープなどを作ってみるのも楽しいかもしれません。
2. 清涼感のある「香り」で気分をリフレッシュ
体も心もお疲れ気味なときには、清涼感のある香りで気分をリフレッシュしてみるのも良いですね。
爽やかな香りは心をリラックスさせてくれ、手軽に「涼」を感じさせてくれます。
たとえば森林浴気分になれるパインやユーカリ、扇子でおなじみの白檀(サンダルウッド)。
気持ちをリフレッシュさせたいなら、ミントやレモン、オレンジなどの柑橘系もを体感温度を下げてくれそう。
もしもアロマオイルが苦手なら、お手持ちのアロマポットで緑茶を焚く「茶香炉」にトライしてみるのもおすすめです。
緑茶に含まれるカテキンには消臭効果もあり、気持ちを落ち着かせたい時や集中したいときにもぴったり。
その後は、ほうじ茶として飲めるのも小さな楽しみに。
3. 清涼感のある飲み物を手作りで
ときにはいつもと違う夏のドリンクを試してみませんか。
今はどこでも美味しい飲み物は手に入る時代ですが、手作りはまたそれとは違った満足感を得られます。
たとえば冷蔵庫にあるレモンやきゅうり、お庭のミントをお水に入れて冷やすだけのインフューズドウォーター。
ビタミンやミネラルの補給ができ、別名「デトックスウォーター」とも言われています。中でもスイカやキュウリは、体温を下げてくれる効果もあり。
簡単にできて見た目も涼し気なので、パーティーにもおすすめですよ。色んな組み合わせで楽しんでみてくださいね。
いかがでしたか?
お家でできる夏の工夫をご紹介しました。
暑い季節を乗り切るまでもう少し。
ぜひ気軽に試してみてくださいね。
もともと技術的なことが大好き。
前職は医薬品の工程設計や設備設計に携わり、実際にモノづくりの現場を経験しています。また、技術資料も日常的に制作していました。
そこで培った解析力をもとにお客さまの会社や製品の技術的な良さ、魅力をわかりやすく整理し、デザインを通して発信いたします。