専門コラム 第50話 ウェルビーイングな暮らし 「趣味」が作るしあわせ空間
仕事や人間関係に疲れても、夢中になれる趣味があるって最強です。
特におうちでできる趣味は、気軽に取り組むことができ気分転換にもぴったり。
自然とより集中できる場所が欲しくなってしまいますよね。
そこで今回は、趣味がもっと充実する住まい作りの小さなヒントをご紹介いたします。
ウェルビーイングな暮らし 「趣味」が作るしあわせ空間
1. 趣味がもたらすウェルビーイングな暮らしとは
最近、巷でよく耳にする「well-being(ウェルビーング)」という言葉。
シンプルに言えば、心も体も、社会的にも継続して「自分らしく」幸せに生きることを指しています。
そんなウェルビーングの指標の中でも、趣味は心をポジティブにさせるアクションのひとつ。
「人は没頭できる時間があるほど幸せな状態である」と、かの心理学の父であるペンシルバニア大学のマーティン・セリグマン博士も提唱するように、好きなことに没頭することで、人は喜びや達成感・充実感を感じられます。
そんなウェルビーイングな暮らしに近づけるためには、住まいの環境作りを見直してみるのもひとつの方法です。
2. まずは趣味に没頭できるスペースを確保しよう
趣味に没頭するためには、まず集中できるスペースを作りましょう。
特別な部屋を確保できなくても、押し入れやリビング・寝室の一角、ロフトやガレージを使うなど工夫しだいで作ることができます。
より集中できる場所にするなら、生活スペースとはいさぎよく区切ってしまうのもありでしょう。
部屋の確保が難しい場合は、折り畳み式パーティーションや吊り下げ式のカーテン、ロールスクリーンなどを活用するのもおすすめ。
それだけでもさりげなく視線がさえぎられ、集中できる空間が作れます。
3. 人の目は気にしない!私らしさが一番の趣味スペース
より幸福感を得られる場所にするために、インテリアに関してはこの際「人から見てどう思われるか」なんて考えは排除してしまいましょう。
誰かの尺度でものを考えるのではなく、自分が良いと感じたものを振り切って作ることがより満足感を高めてくれます。
たとえば推しのポスターで壁いっぱいを埋め尽くす、お気に入りのフィギュアや作品を好きなだけディスプレイする、などもいいかもしれません。
足を踏み入れるたびに「ここで好きな時間を過ごしていいんだ」という自己肯定感をも得ることができるでしょう。
4. 趣味の世界観に合わせた照明選びを
趣味部屋を心地よく、非日常感を演出するのは照明も大切なポイントです。
部屋の灯りは作業系なら「昼光色」「昼白色」、読書やコーヒーを楽しむなどリラックス目的の趣味ならば、あたたかみのある「電球色」がおすすめです。
また、その日の気分によって色調や光量を変えらる調光付きスマートライトも、スマートフォンと連動できてとても便利。
テープタイプやパネルタイプは、パソコンとの相性が良くゲーム部屋などの世界観にもマッチ。
手軽に非日常感を演出することができますよ。
いかがでしたか?
趣味を持っている方はもちろん、リモートワークをされる方にもおすすめのポジティブになれる空間作り。
大人の趣味部屋のメリットは、好きなことに打ち込めるだけではなく、気分転換や日々の充実感などポジティブなことがたくさん。
ぜひウェルビーイングな暮らしのヒントにしてみてくださいね。
もともと技術的なことが大好き。
前職は医薬品の工程設計や設備設計に携わり、実際にモノづくりの現場を経験しています。また、技術資料も日常的に制作していました。
そこで培った解析力をもとにお客さまの会社や製品の技術的な良さ、魅力をわかりやすく整理し、デザインを通して発信いたします。