専門コラム 第111話 情報誌(ニュースレター)をなかなか出せない方へ
コラムを続けていると思うことは、情報誌(ニュースレター)がなかなか出せない方がいらっしゃるという事実です。
特に 2020 年は、新型コロナによる世界的なパンデミックが発生しました。
おそらくコロナ発生前と後で、世の中のシステムそのものが変革し続けています。
もう発生前の状況には戻らないことが確実といって良いでしょう。
そして業界を問わず、コロナ不況の影響を多くの方が経験します。
おそらく失業者の数は、これからビックリするぐらい増えると予測しています。
しかし顧客との関係性を情報誌(ニュースレター)でカバーしていた方は、コロナ不況にもさほど影響を受けず、ビジネスを堅調に進めています。
その反面、「今すぐ客」ばかり追い、「そのうち客」を蔑ろにしていた会社は(全部ではありませんが)現在苦境に立たされているようです。
今日はこの辺も絡めながら、筆者なりの答えを書いてみたいと思います。
情報誌(ニュースレター)をなかなか出せない方へ
情報誌(ニュースレター)は無理に書かなくても良い
情報誌(ニュースレター)がなかなか出せない方は、情報誌を無理に書かなくても良いということをまず言っておきます。
情報誌を営業に活用することで、筆者はこれほど営業がラクになると思ってもみませんでした。
そして機会があれば、情報誌(あるいはニュースレター)の活用方法を、このコラムで明らかに示してみてはどうかと考えていました。
そして偶然とも言えますが、情報誌(ニュースレター)の活用は、コロナ禍に少なくとも一定の成果が出ていると、筆者は仮説を立てています。
あらためてこの時期に、情報誌(ニュースレター)の効果を手早く広めようと考え、特に支障もなくコラムを続けてこれたことに感謝するともに、この機会にコラムにニュースレターの情報を加えたことは、ある意味必然ではないかとも感じています。
ただ冒頭にも書きましたが、情報誌(ニュースレター)が書けない方もなかにはいるでしょう。
というか今年発信したばかりの情報誌に関する記事です。
このコラムでニュースレターというものを初めて知った方の場合、ニュースレターを営業活動に取り入れてる方のほうが、圧倒的に少ないのではないでしょうか。
文字を書くのが致命的にNGな人にレターを書かせることこそNG!
筆者は無理に、情報誌(ニュースレター)を書かなくても良いと思っています。
その理由は別の機会に説明しますが、基本的にレターが書けない人も、中にはいるからです。私もそのことにようやく気づきました。
逆にレターが書けなくても、喋るのが得意な方もいるのではないでしょうか。
そういう方はニュースレターではなく、動画を使って情報発信することもできるでしょう。
また筆者は詳しくはありませんが、顔を出さずラジオ形式で情報発信する方もいます。
つまり情報提供は、何も今はニュースレターに拘らなくても良いのです。
あなたは誰かにならなくても良いのです。あなたは本来のあなたになればそれで良いのです。
効果の程はわかりませんが、少なくとも「文字を書くのが致命的にNG」という方に、情報発信はニュースレターでしか出来ないとなれば、あまりにも酷なことです。
そのためグーグルはYouTubeという動画配信サービスも提供しています。
そしてこれを使わない手はありません。
特に動画といっても登録者数を競うことを目的としません。
したがって見込み客にのみ、当該動画のURLを教えれば良いのではないでしょうか。
それでもあえて文章を書いてみたい方に
またレターを書いてみたいけれど、文章をうまく書けないと思っている方もいるようです。
これは大きな誤解です。
現に筆者も文を書くことは好きですが、うまいかどうかと聞かれたら、激しく抵抗すると思います。
例えば筆者の理想の文とは、上から下まで淀みなく読み進めることができる文章です。
これは言わずもがな、うまくいきません。
ただ文が筆者唯一の発信手段ですから、例え上手くなくてもこれを使わなければどうにもなりません。
また知識がない、アイデアやネタがないという方もいます。
そう決め付けていては、一生ものなど書けません。
アイデアやネタは湯水の如く溢れ出るものではありません。
悩んで引っ張り出すものです。
そこまで人に頼るようなら、営業などやめたほうがいいでしょう。もっと他のやり方で食べていける道が、営業の他にも十分あります。
また人によって、大工さんや職人さんもいらっしゃるようですが、これらの方はまさしく技術の宝庫。
建築現場の知識にしても、持っている情報量はタダの営業マンの比ではありません。
つまり、大工さんや職人さんの視点でしか語れない物語をすでに持っているということです。
それを大工さんや職人さんの言葉で、少しずつ語ってください。
シンプルですが、人の心に響く良いレターが書けるはずです。
筆者も最初のうちは、何の変哲も無いイラストすらない書式で、ニュースレターを作りました。
しかしこのスタイルが、今もいちばん反応が取れたレターだったかもしれません。
レターというのは、やってみるとこんなものです。
頑張ってください。皆さんの健闘を祈っております。