専門コラム 第252話 得意なことで徹底的に磨きをかけると人生が変わる!
「自分の得意分野を、自分のビジネスの側に置いておくこと」
これは前回の記事[1]でも主要な概念となった言葉です
そして偶然、ある動画のことを思い出したところ、そこでも「自分の得意分野」について語っていました。
タイトルは『お金の心配を無くす3つの事[2]』というもの。以前、本コラムでも紹介したことのある YouTube 動画です。
チャンネルの主は、イギリス在住のスピリチュアル・カウンセラーで MOMOYO さんという方。
「何で住宅営業のコラムで、スピリチュアルが出てくるんだ」と思う方もいるでしょう。
しかし、本物のスピリチュアリストが解説すると、こと仕事に関する話は「とても分かり易い」と以前から気づいていました。
それでも抵抗がある方もいると思い、前回のコラムでは動画の主を明かさななかったと思います。しかし今回を機に、これ以外にも興味深い動画があることを、皆さんにも知ってもらいたかった。
テーマは「仕事とお金」です。 なるべく前回より、分かりやすく書いたつもりです。
もし興味があれば、参考程度にご覧ください。
[1] [ビジネスのそばに自分の得意分野を置くこと(専門コラム 第251話ビジネスのそばに自分の得意分野を置くこと 2023.01.23投稿]
[2] [お金の心配を無くす3つの事]
なお、MOMOYO さんのチャンネルには今回の動画と似たタイトルの動画——『お金の心配を無くす方法(HOW TO NOT WORRY ABOUT MONEY)』——が上がっています。こちらも勿論面白いのですが、内容が全く違っていますのでご注意ください。
得意なことで徹底的に磨きをかけると人生が変わる!
1 才能と努力が融合するとお金は発生する!
どうして MOMOYO さんの動画を引っ張り出したかと言うと、
前回のコラム(『ビジネスのそばに自分の得意分野を置くこと』)の内容が、書いている自分が言うのも何ですが、あらためて腑に落ちて分かったからです。
MOMOYO さんは言います。
「お金と言うのは、才能と努力。
この二つが融合した時、お金と言うものが発生するらしい」
そしていちばんには、とにかく、そして出来れば早く「得意なこと」に出会う。
これだけで、この動画は終了してもいいぐらいです。
と同時に「自分の得意分野を、自分のビジネスの側に置いておくこと」。
前回登場したこの高橋さんの言葉も、実に深い意味を持っています。
そしてここで言う才能とは、取りも直さず「自分の得意分野」です。
お金と言うのは、自分の得意分野に対し、どれだけ努力できるかによって付いてくるということです。
とりあえず「努力」については次のチャプターに委ねるとして、
ここでは「得意なこと」にどう出会うかについて見ていきましょう。
「得意なこと」に出会うには、我々は実際に試さないと分からないようになっています。
イギリスの富裕層の家庭では、子どもを引き取って教育を付けるのだと言います。
要は、イギリスのお金持ちは、そのぐらいの事をしてまで「得意なこと」に出会えるよう仕向けるのです。ではなぜそうするか。
それは「得意なこと」に出会うことが、人生を豊かにする唯一の方法と知っているから。
もう一つ大事なこととして、お金の心配をするということは、とても波動の低い生き方なのです。その事を知ってか知らないかはさておき、イギリスの富裕層では、とにかく子どもを引き取ってまで教育を付けさせます(この辺りのことは、MOMOYO さんの動画を見てください)。 そのぐらい「自分の得意分野を知る」ことは、何を差し置いてもしなければならないことなのです。
2 ほかの人が越えられないぐらいのレベルで努力する
また MOMOYO さんは 2 つ目に「お金のことを考えなくなるまで努力する」ことを上げています。
「お金のことを考えなくなるまで努力する」とは、いったいどういう状態を指すのでしょう。
これも MOMOYO さんの言葉を借りると、
「自分のスキルを磨く努力を、他の人がマネできないぐらい磨き続けますよね。
すると、このスキルを渡したい(譲りたい)と思う人にしか渡したくない。
そう言う感覚が生まれる……」
「スキルにまだ自信のない頃は、これ、良い商品だから買ってくださいみたいな、お願いするような関係性を人は皆一度は通ります。
ところが、自分が積み重ねたものが、他の人が越えられないレベルでの努力だとしたら、自分の中に自信のようなものがひしひしと湧き上がり、たんに相手が欲しいと言う理由で、またお金を払うからということで、商品やスキルを簡単には手放せなくなる。
また、その良さが分かる人、生かしてくれる人だけに渡したいなと思うようになる」ようです。
つまり、お金のことを考えなくなるまでの努力とは、「他人には越えられないレベルで積み上げた努力」で、そのレベルに達すると、その価値が分かる人だけを対象に取引(商売)したいと思うのだそうです。
「ライバルも、まさかここまでハードに練習はしないと思えるほど、今回のオリンピックに向けてよく練習した」と、スポーツのインタビューではよく聞きます。
高橋さんもそこまでは言っていませんが、「マーケティングのことを語らせたら右に出る者がいないぐらい」と言いますから、「他人には越えられないレベルの努力」は多分なさったのでしょう。
もちろん、動画に登場する庭師にしても、同じように「他人には越えられないレベルの努力」をした人です。
ただ努力するのを簡単に止めないよう、努力を努力と思わないぐらい「超得意なこと」に出会う。これが難しいところですが前提です。 考えてみると、本当に売れる人、あるいは豊かな方というのは、皆このレベルに達しています。
3 お金より上の立場に自分を置く
そして 3 つ目は——前の 2 つが出来たなら、あとは自然とそうなっていることですが——「お金を怖がらない」ことです。
MOMOYO さんは、このレベルを「お金より上の立場に自分を置く事」とも言っています。
なぜ「前の 2 つが出来たなら、あとは自然とそうなっている」のかということですが、
「得意なこと」に出会い、「他の人が越えられないぐらいのレベルで努力を重ね」た人は——報酬の「多い少ない」はあっても——経済的に困る領域はすでに脱しています。
そしてもう一度言いますね。
お金の心配をするということは、とても波動の低い生き方なのです。
それゆえ波動を高く生きるためにも、先ず「得意なこと」に出会い、「他人には越えられないレベルの努力」を止めないことが重要です。
お金のことを考えなくなると、「この人はお金で困っていない人」とハイヤーセルフ[3]が勝手に判断し、お金に困っていない状態を自然と引き寄せます。
でもこれが、逆の場合もあるということです。
それは冒頭でも言いました「才能と努力」。
そのどちらが欠けても、不安がつきまとう現実が起きる。
言葉を換えると「一生お金の心配から抜けられない生き方」です。あなたはそのような生き方を望むでしょうか? また近いうちに、これの続編も考えています。才能と努力に興味がある方は、楽しみにお待ち下ればと思います。
[3] ハイヤーセルフとは、高次の自分のことを言います。
記事提供:経営ビジネス相談センター(株) 代表取締役 中川 義崇
弊社は、日本で唯一の『営業マンのための人事考課制度』を専門的に指導するアドバイザリー機関です。
営業マンの業績アップを目的とした人事考課制度を構築するための指導、教育・助言を行っています。
また、人事考課制度を戦略的に活用し、高確率で新規顧客を獲得するための方法論を日々研究しています。