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専門コラム 第292話 営業マン応援コラムを4年続けてきて思うこと

    

前にも書いたことですが、営業マン応援コラムを書き始めたのは2019年9月下旬頃のことです(実際、最初の記事をアップしたのは12月初旬だったと記憶しています)。

つまり営業マン応援コラムは実質4年間継続してきたことになります。

今回は、本コラムを4年続けてきた思いのようなものを記しておきたいと考えました。

気楽に読んでいただけたら幸いです。

 

  

営業マン応援コラムを4年続けてきて思うこと

1 このコラムは営業コンプレックスを抱える方に向けて誕生している

 

このコラムを書き始めたのは、営業という仕事に向いていない(と思い込んでいる)方に、少しでも寄り添える記事をお届けすること。これが目的でした。

このように書くと、何やら営業マンを甘やかすためだけのコラムと想像する方もいるでしょう。たしかにコラムを読んで、そう感じる部分があるのは否めません。何しろこのコラムは、中盤部分から「もっと営業レターを書こう」という雰囲気が充満するからです。

また営業レターはお客に会わずとも、あなたのセールスに大きく貢献します(米国トップコンサルタント、トップマーケッターのジェイ・エイブラハムもそのように言っています)。
しかし良くない捉え方をすれば、手紙はお客に会わずとも売れるツールとなるが、そんなことを推奨すれば、かえって足腰の脆弱な営業マンを増やすだけでは……

実際、そんな批判は受けませんでしたが、残念ながら、そう言われかねないムードが営業の世界には存在します。

それを敢えて打ち破る目的で、このコラムはスタートしています。

そのため、従来型の営業しか知らない方にとっては、初めて見聞きする話、また紹介する本や動画も多かったのではないでしょうか。

それでも決して、足腰の弱い営業マンを増やすだけのコラムにならなかったのは、筆者が飛び込み営業の経験者であり、またそれを推奨した部分も大きかったと思います。 そして3年間、この基本姿勢を変えなかった。
これはこのコラムが続く限り、ずっと続けるつもりです。

    

2 コラムの文体はニュースレターの手本を意識している

 

次に思うこと。それはこのコラムの文体が、ニュースレターの見本となるよう、意識して組まれていることです。

このことは、このコラムのなかでも書いています。

ですから、ニュースレターの書き方で何か参考にしたくなったら、お持ちのスマホや PC で「営業マン応援コラム」をチェックしてみると良いでしょう。
そして、なるべくなら、筆者は最近更新した記事を参考に見ていただけると、なお良いと思います。

読者の方は知っているでしょうが、この営業コラムはニュースレターの利用を強く薦めています。
ただ、むかし書いたニュースレターはとっくに処分してしまい、肝心の見本のようなものを用意できません——なければ、新たに書いた見本を用意すればいいんですが……。

そこでいっそのこと、コラムの文体を営業マンに向けた擬似ニュースレターとしても使えるようにしました。初期のコラムではまだこの辺が徹底されていません。比較すると違いがわかるでしょう。

いちばんの違いは、本来コラムや随筆(essay)というのは、体験や思いを自分の言葉で語ったものであって、よく言われる SEO 記事(ライティング?)とは別種のものということです。そのことが分かっていなければ、顧客の胸に響く営業レターは書けません。

コラムや随筆というと難しく感じますが、あなたが学生の頃卒業文集に書いた文章や文体こそ、簡単にいえば随筆なのです。

また、営業コラムなのに音楽のことや洋服のこと、果てまたスピリチュアルな話題にも大胆に挑戦しています。幾らワンテーマ型のニュースレターでも、脱線も厭わないのが自分なりのスタイル。そんな自由闊達な紙面に、読者の一部は魅力を感じるのです。ニュースレターは広く万人に受ける文章は求めていません。 なおニュースレターは強制ではありません。
先日もコラムにしましたが、営業ツールは人の数だけ存在します。ニュースレターは書きたい人が書けばいいんです。

  

3 5年目に向けての夢など

 

最後に5年目に向けての夢などを書いてみますが、先日もあげた内容とダブってはいけませんので、営業という職業に未来があるかということについて、筆者なりの意見を述べておきます。

世の中ではいろいろなことが言われていますが、筆者は営業こそ永遠の職業と信じています。
なぜなら、少なくとも資本主義の世の中を生きている限り、人や企業は何かを生産して売っていかなければ生活できないからです。

営業と全く関係ないように見えるスポーツの世界でも、プロスポーツとなれば、自分のパフォーマンスを所属チームに売って生活しています。そういう意味ではメッシも若きエムバペも、深いところでは僕達と同じマインドを持っていると言ってもいいでしょう。

またこれはすでにコラムでも取り上げたことですが、米国 CEB 社が行った調査で、顧客がファンに変わるいちばんの要因は何かというと、商品のクオリティでもコスパでも、また顧客サービスでもありません。「営業体験」なのです。覚えていらっしゃるでしょうか[1]

つまり、最初の商品の売り方、お客さまの集め方次第で、その会社のファンになるかどうかが決まるということです。ここから営業の役割がどれだけ大きいかが分かると思います。

このように営業という職業は、現在も変わらず、素晴らしい役割を持っています。
筆者のようなダメ先輩でも、皆様のお手伝いを続けていければ、これほど嬉しいことはありません。

つまらない文章にお付き合いくださって、ありがとうございます。

 


[1] [顧客がファンに変わる最大の要因は?](https://www.youtube.com/watch?v=VP1_E2QPWuk)

  

 

  

   

記事提供:経営ビジネス相談センター(株) 代表取締役 中川 義崇

 

弊社は、日本で唯一の『営業マンのための人事考課制度』を専門的に指導するアドバイザリー機関です。

営業マンの業績アップを目的とした人事考課制度を構築するための指導、教育・助言を行っています。

また、人事考課制度を戦略的に活用し、高確率で新規顧客を獲得するための方法論を日々研究しています。