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専門コラム 第271話 なぜ営業でも波動の高い人格が求められる?

    

このコラムが初めてスピリチュアルについて言及したのは、『なぜ営業コラムで「スピリチュアリズム」なの?(2023.02.10投稿)』というコラムだったと記憶しています。

そしてこのコラムでは、全米では話題となっている「SBNR」のことにも初めて触れています。

 

「SBNR」とは「Spiritual But Not Religious」の略称。
無宗教型スピリチュアル層のことを言うのだそう。

直訳すると「スピリチュアルなものに関心があるが、宗教的ではない」という意味でしょうか。何となく本コラムが心惹かれるスピリチュアルな要素と似ている気がします。

 

またコラムではこの直前で、

 
そして波動の高い人というのは、相手の立場をよく理解できる人、想像できる人です。そしてこれこそ、新しい時代に求められる売れる営業に欠かせない要素だろうと思います。

 

と書きました。 営業の皆さんには対して参考にならないかもしれませんが、「相手の立場をよく理解できる人、想像できる人」について今日は書いてみたいと思います(「あまり参考にならなさそう」と思った方は、ここで記事を閉じて下さって構いません――)。

  

なぜ営業でも波動の高い人格が求められる?

1 波動の高い人とは

 

上の例文でも分かるとおり、「波動の高い人というのは、相手の立場をよく理解できる人、想像できる人」です。

では波動の高い人とはより具体的にいうと、どういう人のことを言うのでしょう。
ちなみに検索エンジンで調べたところ、

 
波動が高い人の特徴は、spirit、生かされていることや周囲への感謝を忘れず、その思いを基盤として行動する人だということです。 原因と結果の法則を体得しており、良い行いを日々積み重ねます。 日常的なことで言えば、朝目覚めた時感謝の思いを持つ、明るい笑顔で挨拶をする、前向きな思いで仕事をするなどが挙げられます。

「スピリチュアルな人の特徴や行動・波長が高い・低い人の特徴」|URANARU より抜粋

 
この記事が*1真先に出てきました。
実に「言い得て妙」という表現がぴったりです。

なお文中の原因と結果の法則とは、ジェームズ・アレンの書籍『原因と結果の法則』で、昨日もこの本を丁度読んでいた筆者の愛読書(本コラムでは、確か三度目の登場)です。

 

*1 [スピリチュアルな人の特徴や行動・波長が高い・低い人の特徴|URANARU](https://b-engineer.co.jp/uranaru/)という占いサイト。

   

2 『原因と結果の法則』に書かれていることの本質って?

 

多くの著名な成功者、成功哲学者(デール・カーネギー、オグ・マンディーノなど)たちは、ある法則を実践し、会社が始まって以来の苦難を乗り越えています。

その法則とは、

 

簡単に言えば、「自分の思い、言葉、行いは、必ず自分に返ってくるということです。だから、良い思いを持ち、良い言葉を使い、良い行いをしましょう」ということです。例えば、人に親切にした人は人から親切にされ、いやな態度で人を傷つければ、いつか自分も同じ思いをすることになるということです。

「スピリチュアルな人の特徴や行動・波長が高い・低い人の特徴」|URANARU

 

「良い思いを持ち、良い言葉を使い、良い行いをしましょう」というのは『原因と結果の法則』に書かれてあることの本質です。

「えっ。こんなことが成功法則の本質?」と俄に疑問を呼びそうです。しかしここに到達することの難しさと言ったら、多分ほとんどの方ができていないことでしょう。

また成功も失敗も、その原因は必ず人間の心の奥底にある支配的な思いにあるということも『原因と結果の法則』では言われていることです。

いまAmazonレビューを見ましたら、「稲盛和夫さんの元秘書が稲盛さんがこの本を暗記できるレベルまで何度も読んでいたとある本に書いていました」というコメントも書かれてあります。

日本ではあまり人気がない本という印象を持っていたのですが、これは明らかに筆者の認識が足らなかったということになるでしょう。
占いサイトでも紹介され、スピリチュアリズムにも通ずるこの本、実は社長のほかにも多くの経営者の心も掴んでいたようです。

   

3 波動が粗く気持ちに波がある人格から人は離れる

 

もう一度冒頭で紹介した言葉に戻ってみましょう。

そして本コラムは考えます。
相手の立場をよく理解できる人、想像できる波動の高い人が、新しい時代に求められる売れる営業に欠かせない要素だろうと。

逆にいうと、注意した方がいい人は、波動が粗く気持ちに波があり、モノの言い方が高圧的、支配的な人です。

このようなタイプがリーダーに求められると思っている方もいるようですが、こうした人格から、かえって人は離れていきます。筆者の周辺でも、こうしたことは起きています。

波動は訓練で上がっていきます。

一番効果的な方法は、毎日ご先祖さまに感謝の祈りを捧げることです。これは以前のコラムにも書いています。
ただそれ以前に、「良い思いを持ち、良い言葉を使い、良い行いをする」こと。これが魂のレベルで理解できていなければいけません。

その意味で、営業は最適な仕事です(もちろん、営業だけが仕事ではありませんが……)。僕等で言えば、売るのは建築工事、または家そのものですが、その前に自分というものを売らなければいけません。

そう。
「MSP(Me Selling Proposition)*2」です。

波動を上げる(整える)。このことは新しい時代に必要な言葉となることでしょう。

 

*2 『ライティングの新しいチカラ(2023.04.07投稿)』を参照。

  

  

   

記事提供:経営ビジネス相談センター(株) 代表取締役 中川 義崇

 

弊社は、日本で唯一の『営業マンのための人事考課制度』を専門的に指導するアドバイザリー機関です。

営業マンの業績アップを目的とした人事考課制度を構築するための指導、教育・助言を行っています。

また、人事考課制度を戦略的に活用し、高確率で新規顧客を獲得するための方法論を日々研究しています。