専門コラム 第4話 「本気になって遊ぶ」のスタンス!
みなさん、こんにちは。いかがお過ごしですか?
3月22日はWBCの決勝戦でしたね。平日の午前にも関わらず、日本中が大盛り上がりでした。
私も思わず見入ってしまい、こんなヒリヒリするような痛い緊迫感は、まさに30年前の大学受験を思い出しました。
その時間帯、いつも賑わっているはずのスタバ松任店は女性客がチラホラいる程度で、男性客はほんどいなかったようですよ。
実は私、これがきっかけで甲子園の録画観戦にドはまりしてしまいました。
楽しみにしている夜中の視聴までに結果を知ってしまわないよう、日中は絶対にテレビやネットを見ない生活をしています。(笑)
「本気になって遊ぶ」のスタンス!
人を感動させるには、自分が心の底から感動しなければならない。
ウィンストン・チャーチル(英国の政治家・作家)
3月26日(日曜日)の午後1時、娘のあかりと能美市手取川大橋近くにある釣り堀に行ってきました。
発端は、当日朝に娘がYouTubeで魚を釣っているシーンを見たらしく、「リールでグルグル回すやつ、あかりもやってみたい!」と騒ぎ出したのです。
妻からの「さーさっ父親の出番だよ、いざ行かん!」という無言の圧力を感じ、また、私も娘のポイントを稼ぎたかったので、昼食後にすぐに連れ出したのでした。
当初の狙いは、魚がかかったときのあの「ビリビリ感」を体験させれば、娘は‘超’感動するんじゃないかという目論見だったのです。
「わあ、大きなお池だねー。」
釣り堀の受付棟の前で、あかりが目を輝かせています。
中に入ると。。。
ブラックバスの池は小学生からです。コイの池なら大丈夫ですよ。
えっ、、、。あかりちゃん、ウキ釣りでもいい?
あれっ、リールじゃないの。。。い、いいよ(しょんぼり⤵)。
あかりが渋々ですが同意したので、とりあえず1時間の予約でウキ釣りを開始しました。
(なんとかこの1時間で、あかりを楽しまさねば。。。)
焦る気持ちとは裏腹に、ウキはすぐに反応するものの、30分以上、何回も何十回も竿を上げますが全く釣れません。
あかりは次第に飽きて竿を投げ出し、タンポポを取りに行ったり、タモで水面をすくってみたり、別の遊びを始めてしまいました。
私が、「あかりちゃん、池に落ちても知らないよー!落ちたら大変なことになるよー!もうちょっとしか時間ないから釣りやろうよー!」と大声で叫ぶと、
あかりは口をとがらせて、
「まだ釣れないのー、早く帰りたーいっ!」とプンプン顔。
すっかり、釣りに興味をなくして、反対方向に走って行ってしまいました。
(や、、、やばい・・・。早く釣らなきゃ。。。)
終了時間を気にしながら、
竿を勢いよくバンっと上げてみたり、ウキがずーッと深く沈んでから上げてみたり、、、
いろいろ工夫しているなかで、
最後の最後、残り10分というときに、竿を左右にゆっくり移動させていると、
突然、ビリビリビリー。
(やったー!!!)
「釣れたよー、あかりちゃん、竿持ってみるーっ!」
するとあかりが遠くから駆けてきて、急いで竿をつかみ、「わーわーわー」と叫んでいます。
私が上機嫌で「あかりちゃん、ビリビリわかる―?」と尋ねると、一瞬興奮したものの落ち着いた口調で「引くの強いんだねー。」と、想定外の落ち着いた反応です。
(あれれっ????、期待していたのとぜんぜん違うっ!)
「わっせっ、わっせっ、、、」と、
一緒に竿を引き上げてみると、意外にもタモですくえないほどの大きいコイが現れました。
水しぶきをあげて大暴れする50cmクラスのコイ。
口に刺さっている針を必死に外す私。
真剣な格闘にアドレナリンが出て、この時ばかりは我を忘れて夢中になってしまいました。
その時です、背中から
「パパ、すごいねー!」という叫び声が。
ハッと振り向くと、そこには素直に父親を尊敬する幼い眼差しがありました。
ビリビリでの娘の感動はいまいちだったけど、
コイとの格闘で、目を光らせた娘の決死の表情を見ることができました。
やっぱり「遊んであげる。」という接し方は良くなかったですねー、反省です。
今度からは、娘には「本気になって遊ぶ」のスタンスで向かっていこうと思います。
(5歳の娘と一緒に、真剣になって遊べるものってないかなー?、どなたか良いお知恵があれば、教えていただけないでしょうか。)
あかりさん、今回もあなたから大切な気づきを頂きました、ありがとうございました。(^^♪