専門コラム 第81話 お金をかけずインテリアをアップデートする5つのコツ
おしゃれな部屋で暮らしたいけど、インテリアにそんなに予算はかけられない。
昨今の物価高の中、そんなふうに考える方は少なくないと思います。
でも長い時間を過ごすおうちだから、ときには変化をつけて心地よく過ごしたいものですね。
そこで今回は、家計に負担をかけ過ぎず、お部屋の雰囲気を変えるコツについてあげてみました。
お金をかけずインテリアをアップデートする5つのコツ
1.まずは片付け!「余白」を作ろう
おしゃれな部屋は、スッキリと整っていることが基本。
空間に「余白」があれば、部屋が広く見えるだけでなく、お気に入りの家具や小物もぐんと引き立ちます。
まずは床をはじめデスクやテーブル、キッチンカウンターなどの「面」を片付けることから始めてみましょう。
空間にゆとりができると、部屋の洗練度も断然アップすること間違いなしです。
2.今ある家具の使い方やレイアウトを変えてみる
家具の使い方や配置を変えるのは、とても効果的な方法です。
たとえば縦型の本棚を横に倒してローボードとして使う。また逆もしかり。
端に寄せていた家具を、ゆったりと左右に空間をあけアシンメトリー(左右対称)に配置してみるのも、見え方が変わってきます。
いつも使っている家具も、配置や向きを少し変えるだけで、意外に「使いやすい、しっくりする」など新発見に繋がることも。
なんとなく使っていた空間も、より有効活用できるかもしれませんね。
3.家具を簡単DIYでイメージチェンジ
今ある家具にDIYで手を加えるのは、最も簡単に部屋の雰囲気を変えてくれるでしょう。
床の色と異なる木製家具も、思い切ってペンキを塗る、また脚や取っ手を付け替えるだけでも見違えるように生まれ変わります。
家具は丁寧にお手入れし手を加えることで、愛着が増し長く使えます。SDGsの観点からも暮らしの満足度をアップしてくれますよ。
4.キッチン雑貨や本をインテリアに使ってみる
お気に入りの食器やキッチンツールは、インテリアとして「飾る」のも良い方法。
色柄のきれいなお皿や焼き菓子の型などは、壁に飾っても華やかですし、ミルクピッチャーやティーカップに小さなお花を活けるだけで食卓も豊かに感じられるでしょう。
また本は、雑貨や小さな観葉植物の高さを調節するのに最適です。
表紙を見せて飾れば、アート要らずのギャラリースペースに変身し、「好き」に囲まれる心地よさを実感できますよ。
5.ハンギンググリーンを飾ろう
目線を上に導くハンギンググリーンは、お部屋を立体的に天井を高く見せてくれます。
家にある植物はもちろん、遠目で見る場所ならフェイクグリーンでも充分。
ライティングレールがあれば、吊り下げも簡単。
灯りに照らされる緑の葉が、幻想的でおしゃれな空間を作ってくれます。
いかがでしたか?
私たちはつい「おしゃれな部屋には新しい家具や雑貨が必要」なんて消費に走りがちですね。
だけどちょっと工夫するだけで、いつだってお部屋のアップデートは可能です。
無理なく好きな方法で、お部屋づくりを楽しんでいきたいものですね。
もともと技術的なことが大好き。
前職は医薬品の工程設計や設備設計に携わり、実際にモノづくりの現場を経験しています。また、技術資料も日常的に制作していました。
そこで培った解析力をもとにお客さまの会社や製品の技術的な良さ、魅力をわかりやすく整理し、デザインを通して発信いたします。