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専門コラム 第305話 努力することの尊さとは?

 

先回は、「……好きを仕事に選ぶ際、必要なこと。それは、好きなことは自分の得意なことだという意識です」という文句を書き残しました。

「自分の得意なこと」とは、随分前のコラムに、スピリチュアル・ヒーラーのMOMOYOさんの話で出てきたことがあります[1]

簡単にいうと、1)自分の得意な事に出会う。次に、2)お金ことを考えなくなるまで努力する。そうすると結果的に、3)お金にコントロールされない状態に自分を持って行ける。 たしか動画では、そんな話で終わったと思います。
(この動画はとても興味深い話を提供しています。まだ視聴していない方は、一度聴いてみるといいでしょう)


[1] [お金の心配を無くす3つの事](https://www.youtube.com/watch?v=rtpUA7Twshs&list=LL&index=88)

  

努力することの尊さとは?

仕事とは本来全力を尽くして臨むものということ

3つの中で重要なことは、間違いなく、2)お金ことを考えなくなるまで努力する、です。

なぜなら僕達は(もちろん自分も含めて)滅多に、お金ことを考えなくなるまで努力をしないからです。

それだけではありません。
努力という言葉を、古いものと捉えている方もいます。

しかしMOMOYOさんは、この動画の前半でこう言います。

 

仕事というのは、常に努力をし続けるものなのですね。これはどんな職業でも欠かさない事だと思うんです。

 

であれば、できるだけ戦いは少ない方が良いに決まっています。

だから、1)自分の得意な事に出会うことが大前提なのだと、彼女は言っているのです。

ここで皆さんに質問です。
皆さんは現在就いている職業に対し、MOMOYOさんのいう努力を、惜しみなく尽くしているでしょうか? 

スピリチュアル・ヒーラーという職業。世の中ではあやしい、フワフワして地に足がついていない、またワクワクとか、好きなことだけやって幸せになれると吹聴する仕事と、誤解している方が多いようです。

確かに一部にはそういう方もいるでしょう。しかし全員がそういう方ではありません。彼らはワクワクする前に、越えなければならない壁があることを伝えているんです。

皆さんの中に、自分の仕事と対価のアンバランスに嫌気を指す方、生活のためだけに働くのを仕方がないと諦めている方がいたら、いま与えられた仕事にあなたが全力を注いでいるか、あらためて見直してみるといいでしょう。 三人のレンガ職人の話ではありませんが[1]、仕事とは本来、全力を尽くして臨むものなのです。


[1] [「3人のレンガ職人」のイソップ寓話から働くことの意味を考えてみた。](https://www.central-engineering.jp/recruit/blog/laseek_20190418)を参照

  

努力してもっとうまくなれば?

なおMOMOYOさんの動画の中盤で発する「ある程度、自分の努力が他に人もやったことがないぐらいのレベルになったとき、自分のスキルにもの凄く自信が湧いてきますよね」というセリフ。

このレベルに達したとき、人は「自分を喜ばせる」ことをしたときと同等、またそれ以上の至福感を感じることが出来ます。そして宇宙の波動と同調したように、あなたにとって良きことが次々と起きます。人はお金という報酬より、寧ろそうした高波動の状態を体感したくて、努力を惜しまないのかもしれません。

お金は自分が死んだら宇宙に持っていけません。ところが三次元での経験や体感は、肉体がなくなっても魂が記憶しています。

話しを戻しましょう。

しかし残念なことに、人生の前半戦で「自分の得意なこと」と出会える方はごく僅かです。もしかするとそれは限られた一部の人のものかもしれません。

それでも仕事はどんな仕事でも、全力であたるべきものと言う事実は変わりません。

村上春樹さんではありませんが、文章を書けるならその仕事にいつまでも胡座をかいている場合じゃないんです。

 

ぐずぐず文句を言っているとバチがあたります。僕の経験からいえば、文章がうまく書けるようになれば、仕事をするのがずっと楽しくなります。たとえどんな仕事であれ、うまくできる余地のあるものは、できるだけうまくやった方がいいです。とても単純な回答になりますが、努力してもっとうまくなれば?

 

上記は2015年1月から5月にかけて、村上春樹氏と読者間で行ったメール通信の一部です。そして、そこから編集の手が入り、書籍としても発刊(新潮社、2015年7月15日)されています(タイトルは『村上さんのところ』です)。

まさにこの言葉にもあるとおり、全力で当たってみるんです。
それがどんな仕事だとしてもです。

 

たとえどんな仕事であれ、うまくできる余地のあるものは、できるだけうまくやった方がいいです

 

春樹さんの書く小説が、好きな人も嫌いな人もいるでしょう。
でもこの言葉は、そうした小ちゃなことを飛び越えて、迫ってくるものがあります。

それもMOMOYOさんが発したことと、大体同じことが書かれています。

お二人に共通していること。それは共に分野は違えどトップをきわめている方々。その御両人が口を揃えて「努力してもっとうまくなる」ことを提案しています。

 

目の前の仕事に心根を込める

そして筆者も経験しているから分かりますが、神はあなたが得意とする分野に、絶妙のタイミングで連れて行ってくれます。

したがって僕等がやることは、たったひとつです。
目の前の仕事、こうだから、ああだから出来ないといっているものに、心を込めて取り組む。

このことは直近のコラム[1]でも述べています。興味がある方は少し前に遡ってみてみましょう。

誰でもそのシチュエーションによって、向き合わないといけない事があります。
それを放っておいて、ワクワクすることを選ぶかといえば、それはやはり違います。

ただ、それを丁寧にやっていると、突如として道が開ける事があるということです。

ここで終わっても良いのですが、最後に締めとして、もうワンコラム書かせてもらってもいいでしょうか。 それでは。


[1] 第301話 知の資産を得ることの利点とは何?(2024.02.27投稿)

  

  

   

記事提供:経営ビジネス相談センター(株) 代表取締役 中川 義崇

 

弊社は、日本で唯一の『営業マンのための人事考課制度』を専門的に指導するアドバイザリー機関です。

営業マンの業績アップを目的とした人事考課制度を構築するための指導、教育・助言を行っています。

また、人事考課制度を戦略的に活用し、高確率で新規顧客を獲得するための方法論を日々研究しています。