専門コラム 第69話 自宅で簡単!グリーン・クリスマスをはじめよう
12月の声が聞こえたら、クリスマスへのカウントダウンのはじまり!
プレゼント選びや飾りつけなどの準備は、大人もワクワクした気持ちになりますね。
そんなクリスマスを「もっと意味のあるものにしたい」と考えるなら、そろそろエコを意識したクリスマス準備を試してみませんか?
そこで今回は、自宅で無理せず始められるグリーン・クリスマスの小さなアイデアをご紹介いたします。
自宅で簡単!グリーン・クリスマスをはじめよう
1. ツリーやオーナメント、飾りつけを自然素材にシフト
クリスマスツリーやオーナメント、室内装飾に「自然」を取り入れてみませんか。
本物の持つ存在感は、美しく気持ちが和むものです。
たとえば、新しいツリーを購入予定なら、思い切って鉢植えのモミの木を育ててみるのもひとつの手。
寒い場所で育つモミの木は、クリスマスシーズンだけ室内に取り込み、パーティーが終わったら室外で育てるのは海外でも多く行われている方法です。
部屋に広がる清々しい香りにも心癒されます。
またオーナメントや室内装飾は、新しく買うなら木や麻など自然に還る素材をチョイスしてみましょう。
また公園で集めた松ぼっくりや、お花屋さんで見かける西洋ヒイラギなど赤い実を付ける植物、スーパーのスパイスコーナーではシナモンスティックや八角なども活用できますよ。
2. プレゼントは「体験」を贈るのもあり
せっかくもらったけど「使わずなんとなく仕舞ったまま」なんてプレゼントありませんか?
そんな無駄を作らないために、心に残る「体験ギフト」を贈るのも環境にやさしいアクションです。
たとえば一度やってみたかったレーシングカーや熱気球フライト、電動ろくろ体験や美しい和菓子作り体験など。
アクティブ派にもインドア派にも魅力的なアクティビティがたくさんあります。
体験後は感想を話したり、会話もぐんと広がるのも大きな魅力です。
モノとしては残らないけれど、お互いにとって素晴らしいプレゼントになるのは間違いありませんね。
3. 一番手軽!ラッピングは繰り返し使えるものを
おそらく、最も気軽に始められるのが「ラッピング」ではないでしょうか。
毎年大量の梱包材が廃棄されるクリスマス。再利用可能な素材を使うことで、きっと大きな違いが生まれるはずです。
海外では昨今、日本古来の文化でもある「風呂敷」に注目が集まっています。
一枚の布を使えば、形のいびつなものや重いものも簡単に包めますし、小さく畳める上にお洗濯もできて衛生的。
いろんな包み方もあるので、積極的に試してみたいですね。
もちろん家にある手ぬぐい、ティータオル、定番のソックス、使わない地図や昔の雑誌を使い麻紐で留めるなど、見渡せば多くのサスティナブルな材料が見つけられます。
使わなくなったツリーのオーナメントやお庭のハーブなどを使って、ワンランク上のラッピングを作ってみるのも素敵です。
いかがでしたか?
エコでサステナブルなクリスマスと言うと、なんだか難しそうに聞こえますが、意外に簡単にできることもたくさん。
きっと、これからの地球を担う子どもたちへの影響も少なからずありそうです。ぜひ試してみてくださいね。
もともと技術的なことが大好き。
前職は医薬品の工程設計や設備設計に携わり、実際にモノづくりの現場を経験しています。また、技術資料も日常的に制作していました。
そこで培った解析力をもとにお客さまの会社や製品の技術的な良さ、魅力をわかりやすく整理し、デザインを通して発信いたします。