専門コラム 第65話 夏の終わりに試したい暮らしのTips
まだまだうだるような暑さが続く8月後半。
それでも早朝や夕方には、ふと秋の気配を感じることも増えてくる時期ですね。
季節を表す言葉として用いられる二十四節気では、8月23日頃を「処暑(しょしょ)」と呼び、秋に向けて準備を始める時期と言われています。
まだ秋の気分にはほど遠いけれど、暮らしに季節を取り入れることは心を豊かにしてくれます。
夏の余韻を楽しみながら、新しい季節に目を向けてみませんか?
夏の終わりに試したい暮らしのTips
1. 夏の小物を少しずつお手入れ・片付け
まずは夏の間に活躍した道具や雑貨のお手入れから、スタートしてみるのはいかがでしょう。
風鈴やお庭のビニールプール、旅行で使ったバッグやスーツケース、イ草のラグやマットなど。
来年も活躍してもらうためにも、汚れを落とした後はしっかりと影干しするなど、丁寧にお手入れして収納しましょう。
涼しくなる頃には、エアコンや扇風機など家電のお掃除やお手入れも待っています。
少しずづ片付けていくことで、後で「やることがいっぱい!」なんてウンザリしなくてすみますね。
2. 季節の小物や花を取り入れよう
夏の終わりから、室内装飾には落ち着いた色や質感のアイテムにシフトするのもおすすめです。
全てをガラリと変えるのは早いものの、クッションカバーやブランケット、ラグなどのファブリック、小物や雑貨を変えるだけでも秋の到来をさりげなく感じさせてくれます。
たとえばファブリックなら、同じコットンでも濃いベージュやブラウン、トープ・グレーなど落ち着いた色味のものを。
ガラス製のオブジェや花瓶は、茶系のガラスや風合いのある焼き物などもシックな雰囲気になりますね。
また玄関やリビングのお花には、秋の実りをいち早く感じさせる綿花やケイトウをプラスするのも目先が変わって新鮮です。
ドライフラワーにもしやすいので、晩夏から秋冬の間中長く楽しむこともできますよ。
3. 自分を労わるセルフケアでリラックス
夏の終わりは、どこかお祭りの後のような、なんだかセンチメンタルな気分になりがち。
台風や雨など天候の変化も多く、メンタルが下向きになったり体の疲れをどっと感じる、なんて方も増えてきます。
そんなときには、自分がポジティブになれる事柄を知っておくのも良いかもしれません。
たとえば家でおこもりしたくなるような、お気に入りのインテリアアイテムを買う。
読めなかった本をじっくりと読む。
また夏の疲れた胃腸にやさしい食事を作るなど、セルフケアをしてみるのも良いでしょう。
いかがでしたか?
寂しい気持ちとともに新しい行事の到来など、あっという間に過ぎてしまう夏の終わり。
ときには意識的に立ち止まってリラックスしたり、自身の暮らしに目を向けてみるのも、ほど良い気持ちの切り替えになると思います。
ぜひご紹介したティップスを参考に、残りの夏を楽しんでくださいね。
もともと技術的なことが大好き。
前職は医薬品の工程設計や設備設計に携わり、実際にモノづくりの現場を経験しています。また、技術資料も日常的に制作していました。
そこで培った解析力をもとにお客さまの会社や製品の技術的な良さ、魅力をわかりやすく整理し、デザインを通して発信いたします。