専門コラム 第53話 スワッグで春を呼びこもう。玄関を彩る壁飾り
寒い日が続く2月ですが、春の気配はもうすぐそこ。
インテリアに明るいお花を取り入れて、ひと足先に春気分を味わってみませんか?
今回おすすめするのは、これから飾って長く楽しめる「スワッグ」。
おうちの顔である玄関に取り入れて、暮らしに潤いをもたらしましょう。
スワッグで春を呼びこもう。玄関を彩る壁飾り
1. スワッグは「魔除けや幸せ」を招くウォールアクセサリー
ドライフラワーを束ねたスワッグ(swag)は、ドイツ語で「壁飾り」を意味します。
ヨーロッパでは古くから魔除けや幸せを呼び込むと言われており、室内や玄関などに飾られてきました。
日本でもクリスマスリース同様、お花屋さんなどで手軽に手に入れることができます。
専用キットやワークショップもあり、リースよりも簡単にできるのも魅力です。
2. スワッグの作り方と春におすすめの植物たち
お花を長く楽しめ、水も必要ないので忙しい方にもぴったりのスワッグ。
手作りの場合、生花の持つ瑞々しさから、時間経過につれ変わっていく色や風合いも楽しめます。
作り方はとてもシンプル。
市販のドライフラワー使ってもいいですし、生花からでも楽しめます。生花の場合、「水分の少ない花」を選ぶのが一番のコツ。
あとは束ねて長さを調節、下で結び風通しの良い場所で吊るして乾燥させます。
お花は春らしい雰囲気のスワッグにするなら、イエローやピンクなどの明るい色がおすすめです。
ユーカリやローズマリーなど、香りのある葉を持つハーブを合わせるのも良いでしょう。
手に入れやすい春のお花には、バラ、カスミソウ、あじさい、スイートピー、ビオラ、ミモザなどがあります。
お散歩の際などに、シロツメ草や猫じゃらしなどの野草を採取して使っても、ナチュラルで清楚な雰囲気のスワッグができますよ。
3. スワッグを長持ちさせるコツ
スワッグは、生花なら3~4か月はその美しさを楽しめます。
もろくなってボロボロと落ちてきたり、茶色に変色してしまったり、埃が取りにくい状態になったら取り換え時と判断しましょう。
長持ちさせるポイントは、直射日光や長時間蛍光灯などに長時間あてないこと。
また、カビの原因になる湿気のある場所も避けましょう。
おすすめは、比較的涼しく直接日光があたりにくい玄関です。
お客さまの目にも止まりやすく、季節感のあるおしゃれな印象を演出することができますよ。
いかがでしたか?
スワッグには壁飾りというイメージが強いですが、アイデア次第で幅広いアレンジを楽しめます。
花びんやカゴに入れたり、フレームを重ねてアートっぽく飾るのもおしゃれな見せ方のひとつです。
ぜひ自分好みのスワッグを使って、春のインテリアを楽しんでくださいね。
もともと技術的なことが大好き。
前職は医薬品の工程設計や設備設計に携わり、実際にモノづくりの現場を経験しています。また、技術資料も日常的に制作していました。
そこで培った解析力をもとにお客さまの会社や製品の技術的な良さ、魅力をわかりやすく整理し、デザインを通して発信いたします。