専門コラム 第45話 始めよう。心を満たす秋冬のインテリア
夏の暑さが過ぎ去り、風に肌寒さを感じる秋。
どこかセンチメンタルになる季節ですが、反面クリスマスに向けて早くもワクワクされている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回はそんな秋から本格的な冬にかけて、リラックスできるお部屋作りをご紹介。
秋冬仕度、ゆるりと始めてみませんか。
始めよう。心を満たす秋冬のインテリア
1. 色の効果で秋らしいリラックス感を演出
年間を通して日照時間の少ない北欧では、お部屋に明るい色を取り入れて暮らしに明るさを演出します。
そんな北欧の知恵を参考に、リビングに明るい色を足してみませんか。
たとえば彩度の低い赤やオレンジ、黄色やブラウンなどのアースカラーなら、トレンド感がありリラックスした雰囲気が作れます。
特に赤やオレンジ・黄色は、心理的にやる気や高揚感、喜びを与えてくれる色。
秋冬の寒い季節に心のビタミン剤になってくれること請け合いです。
初めて挑戦するカラーは、まず小さなパーツにアクセントとして取り入れるのが簡単。
ひざ掛けやクッション、スリッパなどなら比較的取り入れやすいですね。
木製家具や白を基調としたインテリアとも相性が良いので、季節感のあるおしゃれな印象を作れますよ。
2. 温もりのあるテクスチャーで心も体も温めて
厳しい冬を過ごす北欧では、必ずと言っていいほどお部屋に「温もりのあるテクスチャ―」が取り入れられています。
肌に触れるだけで心地よい気分になれるフワフワの羊毛やフリース、ファー、ベルベットなどは心も体も温めてくれる素材。
ソファの足元に一枚のファーラグを重ねてみる、滑らかな手触りのベルベッド素材のクッションやピローに変えてみる。
そんなシンプルなことで、秋の夜長を心穏やかに過ごせる癒しスペースができあがります。
3. アーシーな小物や雑貨で癒しスポットを作る
秋冬のデコレーションにおすすめするのは、エシカルな暮らしで注目を集めるアーシーな素材や色の小物。
大地や自然を感じさせる素材は、木目を基調としたナチュラルインテリアにとてもよく似合います。
たとえば木の素朴な質感のフォトフレームや、土っぽさを感じるテラコッタなどの焼き物などなら、手に入れやすく気軽に替えやすいですね。
植物なら常緑樹やドライフラワーなどのリースやスワッグ、秋風にたなびくススキを思わせるパンパスグラス、カボチャや木の実、松ぼっくりなどでも秋冬らしいデコレーションを作ることができますよ。
意外に身近なものでできるので、ぜひ自分だけのリラックススペースを作ってみてください。
いかがでしたか?
今回は、秋の夜長をゆったりと過ごすためのお部屋作りについてご紹介しました。
ただ秋は夏の疲れも出やすい時期。肩の力を抜いて、少しずつクリスマスまでの変化を楽しむのも良いものです。
ぜひお部屋作りのヒントにしてみてくださいね。
もともと技術的なことが大好き。
前職は医薬品の工程設計や設備設計に携わり、実際にモノづくりの現場を経験しています。また、技術資料も日常的に制作していました。
そこで培った解析力をもとにお客さまの会社や製品の技術的な良さ、魅力をわかりやすく整理し、デザインを通して発信いたします。