書籍のご案内代表中川義崇のコラムが書籍化

住宅営業を成功に導く１３の勘所【令和２年６月初版発行】

少子高齢化やライフスタイルの変化などに伴って新築住宅着工戸数の減少が続く中、「いくら頑張っても思ったように成果を挙げられない」、「どんなふうに営業活動を行ったらいいのか分からない」などと悩んでいる住宅営業マンは多いのではないでしょうか。

本書では、住宅営業の業務を13ステップに分解し、それぞれのステップごとに実戦的な「営業の勘どころ」を紹介しています。

１話を読み終えるごとに自身の業務に当てはめて「振り返り」を行っていただくためのツールもご用意しました。

是非、営業マンが集うミーティング・研修・勉強会等で、定期的に活用してみてください。

この取り組みで得られた「気付き」が、営業マン自らの好奇心や関心によってもたらされる意欲（内発的動機）の向上につながることを意図しています。

当冊子が、少しでも営業マンの皆さんが抱える課題の解決への糸口になることを願っております。

私が営業をしていて一番苦戦したのは、競合相手が「自社が一番良い」と本気で信じ切っている経験の浅い営業マンのときでした。

彼は、心の底から「お客様のためになる」と信じて提案し、途中で断られたとしても、嘘偽りなく「お客様のためである」と信じて何度でも食い下がります。

これをされると、お客様も「本気で自分たちのことを思って言ってくれている」と感じ、感謝の気持ちすら芽生えてきます。

当時、私は、宗教の勧誘に似た相手の強さに恐怖すら覚えたものです。

何を重視し、何を目指すのか。理念・ビジョンを自分の血肉にしている営業マンほど最強の存在はありません。

そうした揺るぎないものをどこに見出すか――。

私は多くの偉人らが残した言葉が大きなヒントになると考え、執筆に当たっては毎回、著名な先人たちの名言や遺訓を渉猟し、吟味の末に選んだ言葉を盛り込みました。

理念・ビジョンは、必ず会社経営者が定義してください。

経営者の皆様がそこを突き詰めることで、貴社の存在意義がより明確になり、未来も見えてくると考えます。

この冊子が、貴社の「理念・ビジョン」を思い描く一助になることを願ってやみません。

「営業考課制度®」のコンサルティングでは、「営業マンの使命」を会社経営者に定義していただいております。

会社の理念・ビジョンを決めてから、それと一貫性のある営業マンの使命、「自社の営業マンが直感的に自分の使命と感じ、これこそが本当にやりたいことだと信じられるもの」を導き出す作業にかかります。

会社は何を重視し、営業マンはこの会社で人生をかけて何を目指すのか。自分がこの世に生まれた意味はこれだったのかと、使命に目覚めた営業マンほど最強の存在はありません。

経営者の皆様が「理念・ビジョン」や「営業マンの使命」さらには「営業マンの行動指針」までを突き詰めることで、営業マンが存在する意義がより明確になり、業績が加速度的に向上していくと考えます。

この冊子が、貴社の事業発展の一助になることを願ってやみません。